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研究発表

4年間の学びを通して、研究の成果を発表します。

課題研究は、学びの中から興味のある研究題材を選択し、調査、研究、実験をまとめ、学びの集大成として発表します。「自身の成長のために、しっかりとした計画」という主体的な生き方へのひとつのステップといえるでしょう。その課題研究の取り組みとして1つのケースを紹介します。

研究題目 香りにおけるイメージの違い


香りにおけるイメージの違いについて研究を進めた前澤咲希さんと、指導にあたった小野寺美和講師。


アンケート調査に使用したムエット(試香紙)。端のほうへ精油をしみこませて香りを確認するアイテムです。


量販店で多く取扱われている衣類用スプレー21種を選択し使用。シトラス、オリエンタルなど香調を8種に分類。

服飾文化専攻3年
S.M さん
(宮城県/石巻市立女子高等学校出身) ※現・桜坂高等学校

スメルハラスメントがきっかけ。
多様な香りの検討を試みました。

香り付けを目的とした衣類用消臭スプレーや残香性の高い洗濯用洗剤・柔軟剤など、国内外の大手企業から数多くの商品が発売されています。しかし一方で、強すぎる香りによる不快感や体調不良を起こすスメルハラスメントが社会問題にもなっています。そこで私は、現在国内で発売されている衣料用消臭スプレーの香調や臭閾値を感性工学の手法に則って調べ、シーンや目的に合わせた香りの検討を試みました。指導していただいた小野寺先生は、香りに関する資格を取得しておられ、随所で適切なアドバイスをいただけたことでスムーズに進められました。

研究発表までの流れ

  • 3年次 9月〜10月 : 実験試料21種を選択

    ファッションと香りの関連性についての調査と並行し、予備調査として市場で販売されている衣類用スプレーを把握し、実験試料で使用する21種を選択。同時に価格調査も行いました。

  • 3年次 10月 : 実験開始

    香調、香りの強さ、香りの持続性、香りの好感の4項目について、日本アロマ環境協会公認の香りのパレットシートを使用し、衣服に関心のある女子大学生15名を被験者として実験を実施。

  • 3年次 11月 : 統計・解析

    感性工学的手法を用いて、主成分分析とコレスポンデンス分析(集計済みのクロス表を用いて相関を可視化する分析手法)で、衣類用消臭スプレーがもたらす香りのイメージを検討。

  • 3年次 12月〜1月 : 論文作成

    アンケート調査分析の結果、特に女子大学生に好まれる製品が特定できたことに加え、上位製品の結果からシトラス、フローラルの香調が好まれる傾向が分かりました。また、香りの強さが好感にも影響を与えることが分かりました。

  • 3年次 1月:「課題研究発表会」学びの集大成として発表

課題研究一覧

専門分野に限らず、より幅広いテーマの中から研究題材を選択し、調査、研究、実験をまとめ4年間の学びの成果を示しました。

生活情報学

  • アパレル店舗における空間デザイン
    ―3次元インテリアデザインソフトの利用―

被服科学

  • フィギュアスケートの衣装に関する研究
  • 縫製方法と引張り強度に関する研究
仙台市泉区虹の丘一丁目18番地の2
022-272-7511 022-301-5602