11月17日、ますみ幼稚園の年長さんをお招きして、短大で「さつまいも」をテーマに「わくわくくっきんぐ」の食育を行いました。第1報として、取り組みの概要とクッキングの部分の報告をします。

子どもたちは、春に東北生活文化大学高等学校の保育コースの生徒さんたちと、虹の丘キャンパス内の畑で、さつまいもの苗を植え、秋に「いもほり」をしました。今回は、子どもたちが収穫したさつまいもを使って、食物栄養学専攻1年生が「さつまいももち」を作る食育を企画しました。

料理教室に参加するには、エプロン(スモック)、三角巾をつけるところから始まります。みんなで手洗いをしっかり行いました。

短大生は、3つのチーム(調理、ウェルカム、食育)に分かれました。

調理チームのうち2名の学生が、子どもたちに調理法の実演をしました。「さつまいもをしばらくお水につけておきます。どうしてでしょう?」というちょっと難しい問いかけにも、何人かが元気よく答えてくれました。

皮を剥いたり、切ったり、裏ごしたり、材料を混ぜたり、丸めたり、いろいろな工程を学びました。子どもたちの表情は、わくわく、興味津々な様子でした。

いよいよ、子どもたちの出番です。生地をこねて、ちぎって丸め、平たくします。学生たちに優しくサポートしてもらいながら、好きな形を作りました。

主にウェルカムチームの学生たちが、各テーブルで子どもたちと一緒に活動しました。

想定外のこともいろいろ起き、人手が足りない!とピンチの時には、臨機応変にヘルプに入るなど、チームワークよく進めていました。

子どもたちは、上手に生地を成形し、フライパンに自分で生地を並べていました。

フライパンは、3つに区切られていて、誰がつくったものかは、動物の絵のシールでわかるようにしておきました。学生たちは、子どもたちが自分で作った料理を食べられるようにと、工夫していました。

子どもたちが作った生地は、学生たちが想定していたよりも、とっても小さかったので、焼く担当者は苦労していたようです。

舞台裏では・・・

70人分の「さつまいももち」の調理実習を成功させるため、当日の朝8:00から、調理チーム全員でさつまいもの皮むき、加熱、裏ごし、生地づくりをしました。

食品学、調理学、衛生学、給食管理、栄養指導など様々な学びを応用し、実際に子どもたちに食育を行うため、念入りに準備と打合せを重ねてきました。

時間通り、食中毒を起こさず、美味しいものを提供できるか、、、学生たちはみんなドキドキしていたようです。

(舞台裏の紹介はここまで)

まだかなまだかなーと、楽しみにしていた子どもたち。焼きあがるまでの間、食育チームによるクイズや手遊びで食育をしました(次の記事で紹介)。

「さつまいももち」が配膳されると、歓声があがりました。学生たちも一緒に食べながら、交流の時間を持ちました。

子どもたちは、カリカリもちもちのおもちを食べながら「すっごくおいしい!」「もっと食べたい!」「おうちでもつくってもらう!」と言っていたそうです。大好評でした。

レシピは、おうちに持ち帰ってもらいました。保護者のみなさんも喜んで下さったそうです。

同じ学校法人三島学園の幼稚園、高校の協力により、短大の食物栄養学専攻の学生たちが、調理体験の食育の実践をさせていただくことができました。関係者の皆様、ありがとうございました。

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生文大通信

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