本学卒業生の佐藤慎太郎さん(2011年度卒)の論文が「栄養学雑誌」に掲載されました。

 

題名:真空包装機を用いて作製した軟化豚肉を介護予防運動後に摂取させた栄養介入の研究

Post-exercise ingestion of vacuum-sealed pork tenderized by enzyme infusion for preventive care programs

 

筆頭著者:佐藤慎太郎

共同著者:他4名

 

【概要】

本研究は、本学の給食管理実習室にある真空包装機を用いて軟化豚肉を作成し、仙台市内のデイサービスで開催されていた介護予防運動教室で召し上がっていただいくとする研究でした。軟化の方法には近年注目されている凍結含浸法を採用しました。研究の成果として、介護予防運動後の体力向上に貢献すればと考えて実行しましたが、仮説通りに運動後の軟化豚肉摂取により、体力の総合数値の有意な上昇が確認されました。

 

【掲載にあたって】

日本栄養改善学会が発刊する「栄養学雑誌」は国内の栄養士系の学会の中で最も発行部数の多い学術雑誌の一つであり、現場の管理栄養士のみならず栄養学に関わる多くの専門家がこの雑誌の読者となっています。またこの学会は日本栄養学学術連合の事務局であり、管理栄養士養成のコアカリキュラムを策定している学会としても有名です。

多くの方に本論文を読んでいただき、今後地域で行われるであろう介護予防運動と栄養の取り組みにおける参考資料となれば幸いです。また本学は仙台にある小さな大学の一つに過ぎませんが、それでも全国レベルの研究計画を立案し、学内でその実践が可能であることを地域の方々に知っていただくきっかけにもなればと思います。

 

掲載情報:栄養学雑誌,78巻6号,p264~271,2020年12月

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