2年生の「ライフステージ栄養学実習Ⅱ」の15回目の授業は、学生たちが症例に基づいて考えた献立・料理を題材に、学び合いました。

学生たちは様々な年代について学びますが、特に4つの年代から1つを選び、事例について栄養アセスメント、献立作成、栄養計算、発注、レシピ作成、栄養メモ作成、料理教室の運営を一通り経験しました。

途中までは同じテーマの人同士集まって相談しながら取り組んでいましたが、各班に戻って料理教室の講師役をする時は、ソロ活動だったので、プレッシャーを感じる実習だったと思います。

1.妊娠期 

事例「妊娠11週、初産、身長156㎝、体重44kg(非妊娠時46.0㎏)、つわりの症状有、便秘傾向」

このテーマでは、5班の学生が最優秀賞をとりました。

 

2.幼児期(1食+おやつ)

事例「3歳6ヶ月、女児、身長92.0㎝、体重12.0㎏、食が細く食事量が少ない、夕食にチョコレートを食べる習慣がある、偏食が強く決まったものしか食べない、口当たりがよく食べやすいものを好み、肉類は好まない」

このテーマでは、4班の学生が最優秀賞をとりました。

3.学童期

事例「11歳、男児、身長146.0㎝、体重49.0㎏、味の濃い食べ物、揚げ物、肉を好む、放課後は習い事をかけもちし菓子・ファストフード・炭酸飲料をよく摂取、20時過ぎに1人で夕食を食べる」

このテーマでは、5班の学生が最優秀賞をとりました。

4.高齢期

事例「88歳、女性、身長140.0㎝、体重35.0㎏、残存歯3本のほかは義歯であるが咀嚼・嚥下に問題はない、一人暮らし、生活全般自立、デイサービス週3回利用、身体活動レベルⅠ(低い)」

このテーマでは、1班の学生が最優秀賞をとりました。

献立、料理、食材、栄養を題材に、学生たちが作った「栄養メモ」「おたより」をいくつかご紹介します。

教員によるモデル献立でも学びますが、学生が自分で考える献立は、とても楽しくやりがいがあります。これまでの授業の学生献立は、グループのメンバーみんなで考えてきましたが、この授業では初めてソロ(一人一人)で取り組みました。

同じテーマ、班員、助手さんに助けてもらいながら、最後には無事に全員が実施できました。

これまで学んできた知識や技術を生かしたり、復習したりしながら、みんな本当によくがんばりました。学生たちも自分の成長を実感していることと思います。

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生文大通信

先輩が入学を決めた理由

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