子ども生活専攻2年生は、保育所実習Ⅰを経て、さらに学びを深めています。

保育者にとって「保護者支援」「相談業務」は欠かせない業務です。

本日は、教育・保育相談という授業で、要保護児童における対応について学びました。

事例に基づいて、「保育者役」と「保護者役」になり、ロールプレイをしてもらいました。

事例:「DVを目撃したMちゃん」

 保育中に転んで擦り傷をつくり大泣きしたMちゃん。保育者に抱っこしてもらい「痛かったね、いっぱい我慢したね」と声をかけると、何かを思い出したように「お父さんがぽーん、ぽーんってした。」とMちゃんがまた泣き出しました。Mちゃんの家庭では、父親から母親へのDVがあり、近隣の方から通報のあった家庭です。(以下省略)

さあ、あなたが保育者だったら、本日送迎にくる保護者にどのように声をかけますか?

↑どちらが保育者でどちらが保護者役でしょうか?

保育所実習Ⅰで観察・参加実習を行ってきた学生たちは、保育現場のリアルさをロールプレイで発揮しています。

実習生という立場では、相談業務の一部始終を探ることはできませんが、「こんなことが予想される」「ここをポイントに聞いてみよう」と保育現場を想像しながら対応を考えることができるようになってきました。

マスク生活が続く中、表情が読み取りにくいと言われていますが、どうでしょう?

視線や身振り、手振り、座る位置などで相手の心の状況が伝わってきませんか?

最後には心いっぱいになった保護者に対し、「大好きなお母さんが泣いているとMちゃんも悲しいから、どうぞ涙を拭いてください。」

とティッシュを渡す演技まで即座に考えて対応していました。

相談業務にはコミュニケーション能力や観察力、そして聴く力が必要になってきます。

インターネットやSNSで様々な情報が手に入る時代ですが、「対話」してこそみえてくる真実もあります。

皆さんは、大切な人たちと「対話」できていますか?

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生文大通信

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