2025年6月10日(火)に、本学は、株式会社 高政(宮城県牡鹿郡女川町 代表取締役社長:高橋 正樹)と、「やわらか笹かまプロジェクト―咀嚼・嚥下の能力の衰えた高齢者にも優しい笹かまぼこの開発」を目的とした受託研究契約調印式を行いました。

高齢化社会の進展に伴い、フレイル予防と嚥下障害対応食の開発は喫緊の課題となっています。東北地方の伝統食「笹かまぼこ」は良質なたんぱく源として栄養価が高く、高齢者の筋肉維持に有効な食品です。
しかし、従来の笹かまぼこは弾性が高く、咀嚼・飲み込み(嚥下)の機能が低下した高齢者にとっては窒息リスクの伴う食品となっていました。

本プロジェクトでは、株式会社 高政と本学家政学部家政学科健康栄養学専攻の中尾真理教授と髙橋文准教授がタッグを組み、咀嚼・嚥下の衰えた高齢者にも優しい笹かまぼこを開発する予定です。

今回、地域の伝統食である「笹かまぼこ」を嚥下食・介護食として再設計し開発するとともに、その先に開発製品の高齢者による官能評価や嚥下時の咽頭残留評価など客観的なエビデンスを提供し地域の食品産業に貢献することを目指しております。

 

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生文大通信

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