Contents Menu

服飾文化専攻では、5月末~服飾講座(全8回)を配信します。
専攻での教育や研究内容に関連する生活文化や服飾文化、教育分野等の様々な知識をお伝えしていきます。(毎週月曜配信)

服飾講座②「学生人気No.1(?!)の染色道具」

第2回目は、本学服飾文化専攻の染色学実習を履修した学生に大変人気のある染色道具を紹介します。
それは、これです。

 

こんな感じ↓↓↓で使います。

 

ろうけつ染めに使う「チャンチン(チャンティン)」と呼ばれる道具です。ろうけつ染めは、温めて溶かしたロウを使って防染(染まらない部分を作る)し、その後に彩色・地染めを行うなどして模様染めをする染色技法です。

ろうけつ染めは、日本でも古くから行われてきましたが、気候が合わなかったり、材料入手が難しかったため、日本ではそれほど発展しませんでした。インドネシアの「ジャワ更紗」(バティックとも。現地のことばで「ロウ防染」の意味)が大変有名で世界遺産としても登録されている伝統技法です。

これは、染色学研究室所蔵の古いバティックです。このバティックにも白い点々や細い線を手描きするのにチャンチンが用いられています。

また、一番最初に掲載した写真は日本で作られたチャンチンですが、インドネシアで実際に使われるチャンチンは下の写真のようなものです。これを使って、布の両面に模様を描くのです。大変な労力の染色技法ですね。

ところで、「どうして学生に人気がある道具なの?」との疑問を持たれた方もいることでしょう。それは「チャンチン」という言葉の響きが大変かわいらしいためだと思われます。例年、教室のあちらこちらから「チャンチン」「チャンチン」と親しみを持って呼びかける(?)声がきこえます。

また、下の写真の道具もバティックに用いられます。

こちらは、「チャップ」と呼ばれる銅で作られたスタンプ状の版です。こちらも負けじとかわいらしい響きの名前でしょう⁈チャップは繰り返し模様を表現する際に用いられます。ずっしりと結構な重みがありますが、これにロウをつけて継ぎ目のないように繰り返し模様を付けなくてはいけません。これもまた、大変な作業ですね。

染色学実習室には、このような変わった道具・面白い道具がほかにもあります。興味のある方は、ぜひご覧にいらしてくださいね。

最後までお読みくださったみなさまに、お礼として幸せのおすそ分け!をしましょう。
今朝、大学構内のとある場所で、四葉のクローバーを見つけました(なかなかうまく撮れなかった…)。今日もよい一日でありますように(*’▽’)。

染色学研究室:川又勝子

 

 

 

仙台市泉区虹の丘一丁目18番地の2
022-272-7511 022-301-5602