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シラバス(公開版)

2026年度 

 
  子どもの健康と安全
[ B-3-c-22-2-1 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):1(30 + 15)
 対象学科:子専1年
 授業形態:演習 学期:後期 必・選:選択
 子ども生活専攻科目
 新 沼 映 子

授業概要
助産師・看護師として誕生の現場や乳児健診・産後ケア事業・子育て支援センター業務等において乳幼児と保護者に関わってきました。核家族化が進み、女性の就労も増えた現代において、保育施設での生活は子どもたちに大きな影響を与えると考えます。子どもの健康な育ちを支えるうえで望ましい環境(物的・人的)を理解し、必要な援助ができる技術や応用力を学び、実践できるようにします。また、多様性があることを念頭におき、職員間での連携、家庭・自治体・専門機関などとの地域における連携とその在り方を学びます。「子どもの保健」での学びを生かし、想像力をもって演習ができるようにします。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・子どもの健康に関する観察力・判断力を学ぶことができる。
 
・日常の養護の具体的な方法について学ぶことができ、計画や実施ができる。
 
・事故やケガの予防を学び日常起こりうる症状やケガに対する手当を身に着けることができる。
 
・保健活動における職員間の連携・協働、関係機関との連携を学ぶことができる。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 子どもの健康と安全「授業の進め方」と「評価方法と試験」の説明 子どもの健康と保育環境 
授業内容を保育活動にどう生かすかをグループディスカッションする
教科書を読みこの授業で取り組む内容について知る。教科書p.1~6のポイントを理解する。子どもの観察のポイントをまとめて提出の準備をする。
 
2 子どもの保健に関する個別対応と集団全体の健康および安全の管理
身長、体重、頭囲などを計測し、成長曲線にプロット。
評価まで行う。評価にあたり、気を付けるべきポイントを話し合う。
教科書p.7~22をよく読み、体温、脈拍、呼吸数を測定してみる。測定値をプロットし、評価できるように準備。
 
3 衛生管理 手洗い・吐物処理シュミレーション実習 
保育所環境が子どもの発達へどんな影響を与えるかを知り、適切な対応ができる力を身に着ける
教科書p.25~29。厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドラインをよく読みポイントをおさえる。吐物処理のシュミレーションができるように。
 
4 事故防止および安全対策 
事故の特徴・発達段階別のけがや事故の種類をしり、グループワークを通して対策を考える
教科書p.30~50をよく読み理解しておく。参考書2〔東京都福祉保健局〕で事前学習(反転学習)。P.31~33の例を参考にグループワークできるよう準備しておく。
 
5 体調不良や傷害が発生した場合の対応と応急処置
学んだ対応方法を実践するために必要な工夫をグループで話しあう
教科書p.53~62をよく読み、体調不良時に手当ができるようにする。
 
6 救急処置および心肺蘇生法の実践
ケーススタディを通して、起こりやすい場面とその対応・予防について考える
教科書p.63~74をよく読み、緊急時に自分が何をすべきかを考えることができるようにする。
 
7 感染症の集団発生の予防 感染症発症時と罹患後の対応
乳幼児の生理的特徴を踏まえつつ、集団での健康を保つための工夫を考える
教科書p.77~89をよく読み、子どもがよくかかる感染症の症状とその対応を知り、予防方法がわかるようにする。
 
8 保育活動における保健的対応(睡眠・食事・調乳・離乳食)
発育・発達の土台作り SIDSの予防 母乳育児 ミルクについて
離乳食について学ぶ 調乳実習
教科書p.93~111の該当する部分をよく読みポイントを理解しておく。子どもの発育・発達を考える際に大切にしたい土台づくり。睡眠・栄養・排泄について知り、哺乳から離乳食に至る過程を学習できるように準備する。
 
9 保育活動における保健的対応(抱っこ・おんぶ・寝かせ方、ベビーカー、自動車、自転車の乗せ方)
抱っこ実習
教科書p.93~111の該当する部分をよく読みポイントを理解しておく。赤ちゃんの発達段階に合わせた抱っこ。安心・安全な抱っこのポイントを学ぶ。ベビーカーや自動車・自転車を使用する際の注意点を学んでおく。
 
10 保育活動における保健的対応(保清、沐浴・入浴,排泄のさせ方)
沐浴実習
教科書p.93~111の該当する部分をよく読みポイントを理解しておく。保清の方法について知る。沐浴実習できるように、事前学習しておく。
 
11 個別的な配慮を要する子どもへの対応 合理的配慮 慢性疾患時・障害児の保育における保健的対応
グループワーク
教科書p.112~122の該当する部分をよく読み対応ができるようにする。子どもたちが疾患が理解できる工夫を考える。
 
12 個別的な配慮を要する子どもへの対応 慢性疾患についてのプレゼンテーション
アレルギー疾患を持つ子どもへの対応
教科書p.123~126の該当する部分をよく読み対応ができるようにする。
 
13 個別的な配慮を要する子どもへの対応 発達障害をもつ児への対応
保育における保健活動の計画および評価 グループワークで保健活動計画をたてる
教科書p.127~143の該当する部分をよく読み対応ができるようにする。保健指導計画を実際に立ててみる準備をする
 
14 保健活動計画プレゼンテーション 保健活動計画を発表するための準備をする
 
15 保健活動における職員間の連携・協働と関係機関との連携 教科書p.144~149をよく読み理解する。
 
16 期末試験(筆記試験) 子どもの健康と安全からまんべんなく出題
 

履修上の注意
授業に積極的に臨むこと、授業中の配布プリントをまとめ振りかえること。

成績評価方法・基準
●期末試験 50%  ●課題(レポート)提出15%(必ず提出すること。未提出がある場合は、評価の対象としないことがある。課題については授業中にフィードバックします)●実技試験 20%(欠席した場合はレポート提出。ルーブリック評価については第1回目の授業で説明) ●授業態度 15%(授業への参加状況〔発言・質問・グループワークでのリーダーシップ等〕)で評価します。

教科書
〔子どもの健康と安全演習ノート 改訂第3版〕〔小林美由紀〕〔診断と治療社〕〔2400円+税〕

参考書
1.こども家庭庁 保育所における感染症対策ガイドライン〔https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/e4b817c9-5282-4ccc-b0d5-ce15d7b5018c/d557529d/20230401_policies_hoiku_15.pdf〕
2.東京都福祉保健局 乳幼児の事故防止学習ソフト〔https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/shussan/nyuyoji/jikoboushi〕
3.こども家庭庁 保育所におけるアレルギー対応ガイドライン〔https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/e4b817c9-5282-4ccc-b0d5-ce15d7b5018c/978a376c/20231016_policies_hoiku_46.pdf〕
4.子どもの健康と安全 改定第2版 大西文子著 中山書店
5.子どもの健康と安全 中根淳子著 ななみ書房

備 考
質問等は授業終了時に受け付けます。

 
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