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シラバス(公開版)

2026年度 

 
  メディア芸術論
[ D-3-f-09-2-3 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60)
 対象学科:美表3年
 授業形態:講義 学期:前期 必・選:選択
 美術表現学科専攻科目
 清 水   有

授業概要
メディア芸術とはどのようなものか
メディア芸術とは、一般にコンピュータや映像、ネットワーク、センサーなどの新しい技術を用いた芸術表現を指す言葉として使われることが多い。しかし、この理解は半分正しく、半分は誤解を含んでいる。なぜなら、メディアアートの本質は「新しい技術を使っていること」そのものではなく、「メディアとは何か」「私たちはどのような環境の中で知覚し、考え、記憶しているのか」を問い直す姿勢にあるからである。
メディア芸術とは「メディアを使ったアート」であると同時に、「メディアそのものを問い返す芸術」なのである。
この点を理解するためには、写真や映画の歴史を振り返ることも有効である。写真が発明された19世紀、写真は長らく「芸術ではなく、単なる記録技術」と見なされていた。映画もまた、誕生当初は見世物や娯楽として扱われ、美術館に展示される対象ではなかった。しかし、時間の経過とともに、写真や映画は「表現のメディア」として認識されるようになり、現在では美術館や芸術祭で展示されることも珍しくない。メディアアートは、こうした歴史の延長線上に位置づけることができる。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・メディアの意義と目的について深く理解し論じること。

 
・メディア芸術を体系的に理解し、研究を行う素地を作ること。
 
・メディアを正しく理解し正確で道徳的な利用ができること。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ガイダンス:メディアアートとは何を扱うのか
 
2 メディアと芸術の歴史的関係
 
3 メディアアートの成立史
 
4 映像メディアと展示空間
 
5 インタラクティブアートと身体
 
6 ネットワークと分散型表現
 
7 メディアアートと「場」
 
8 制度としてのメディアアート
 
9 公共性とメディアアート
 
10 日本のメディアアート
 
11 せんだいメディアテークという実践
 
12 震災・記憶・メディア
 
13 現在のメディア環境
 
14 メディアアートの未来総括と講評
 
15 総括
 

履修上の注意
美術館や展覧会での作品についてのレポート提出が必要です。

成績評価方法・基準
学習意欲を含む授業態度40%、課題レポート30%、論文テスト30%

教科書
講義の中でそのつど資料を配布します。

参考書
講義の中でそのつど資料を配布します。

備 考
必修  質問等については授業内で受け付けます。

 
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