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シラバス(公開版)

2025年度 

 
  家庭科教育法Ⅰ
[ A-4-d-01-3 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):4(60 + 120)
 対象学科:服専3年
 授業形態:講義 学期:通年 必・選:選択
 教職に関する科目
 小野寺 泰 子

授業概要
家庭科教育の意義、中学校技術・家庭科(家庭分野)及び高等学校家庭科の特質、目標・内容について背景学問と関連させて理解を深め、各学校段階における系統性を踏まえた授業設計と実践に向けた力の育成を目指す。教科内容の学習方法・教材研究方法・教科評価等を学ぶことで、受講生が指導計画・学習指導案を作成し、模擬授業をとおして授業実践に向けた指導の在り方について理解できるようにする。これらについて、学校現場における教員・管理職等の実務経験や家庭科教員養成の経験を生かし、実践的・体験的な授業を行う。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
家庭科学習指導要領における中学校・高等学校家庭科の学習意義や目標及び内容を理解し、学習指導計画や指導案の作成・評価といった家庭科授業を行うための基礎的・基本的な力を身に付ける。
 
模擬授業の構想・実践をとおして、目標の設定、教材の選定、授業を進めるための指示や発問等の指導技術を身に付ける。
 
自ら考える家庭科授業で取り上げる教材について分析したり作成したりしながら、目的に合う選択ができる。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ガイダンス(シラバス、評価等についての説明)
家庭科教育の意義、家庭科教育における教師
学習指導要領の基本方針を読む
 
2 家庭科教育の歴史的変遷と展望 家庭科教育の変遷について調べる
 
3 小・中・高等学校の教育課程
小学校家庭科の目標と内容、学習指導方法
小学校家庭科での学びについてまとめる
 
4 中学校技術・家庭科(家庭分野)の目標と内容、学習指導方法 中学校技術・家庭科(家庭分野)での学びについてまとめる
 
5 高等学校家庭科の目標と内容、学習指導方法 高等学校学校家庭科での学びについてまとめる
 
6 家庭科教育の学習指導、他教科等との関連
情報機器の活用、SDGsとの関わり
学習指導要領、教科書の関連部分を読む
 
7 家庭科教育の評価(目的と対象、手順、具体例) 学習指導要領、教科書の関連部分を読み、評価についてまとめる
 
8 中学校技術・家庭科(家庭分野)年間指導計画作成の意義、手順等 学習指導要領、教科書の関連部分を読む
 
9 年間指導計画の作成① 学習指導要領、教科書の関連部分を読む
 
10 年間指導計画の作成② 学習指導要領、教科書の関連部分を読む
 
11 中学校技術・家庭科(家庭分野)の教材研究①
(教材の製作)
教材の製作
 
12 中学校技術・家庭科(家庭分野)の教材研究②
(教材の製作)
教材の製作
 
13 中学校技術・家庭科(家庭分野)学習指導案作成について(形式、留意点等) これまでの家庭科授業の学びのまとめをする
 
14 中学校技術・家庭科(家庭分野)学習指導案の作成① 各自が作成した年間指導計画に則った学習指導案の作成
 
15 中学校技術・家庭科(家庭分野)学習指導案の作成②、提出 各自が作成した年間指導計画に則った学習指導案の作成
 
16 中学校技術・家庭科(家庭分野)学習指導案作成発表 学習指導案の説明準備
 
17 模擬授業①(導入~まとめ)板書含む 模擬授業の準備(発問、指示等の確認)
 
18 模擬授業②(導入~まとめ)板書含む 模擬授業の準備(発問、指示等の確認)
 
19 模擬授業③(導入~まとめ)板書含む 模擬授業の準備(発問、指示等の確認)
 
20 模擬授業④(導入~まとめ)板書含む 模擬授業の準備(発問、指示等の確認)
 
21 模擬授業⑤(導入~まとめ)板書含む 模擬授業の準備(発問、指示等の確認)
 
22 模擬授業の振り返り、学習指導案の見直し 感想をレポートにまとめる
 
23 高等学校家庭科の教材研究①
教材作成上の留意点
内容AまたはCの教材調査(アクティブラーニング)
 
24 高等学校家庭科の教材研究②
教材作成上の留意点
内容Bの教材調査(アクティブラーニング)
 
25 高等学校家庭科教材調査の発表 発表プレゼンテーション準備
 
26 高等学校家庭科学習指導案の作成① 題材を決め、本時の指導を構想する
 
27 高等学校家庭科学習指導案の作成② ワークシート、板書を考える
 
28 高等学校家庭科学習指導案作成発表 (提出) 学習指導案の説明準備
 
29 家庭科教育の課題と展望 家庭科教育の変遷について確認する
 
30 これまでの学習のまとめと試験 これまでの学びをまとめる
 

履修上の注意
・自らが家庭科の授業を行うことを想定し指導力を身に付けるため、小・中・高等学校の家庭科教科書及び指導要領の精読を心がけること。
・自身がなりたい姿を思い描きながら意欲的に受講し、指示された提出物は期限を守ること。

成績評価方法・基準
・授業への真摯な取組を重視する。
・平常点・受講態度(遅刻や無断欠席をしない、授業への積極的参加、ミニットペーパーへの記入等) 30%、レポート提出・試験 30%、学習指導案提出及び模擬授業 40% 
 で評価する。
・課題については、授業中にフィードバックする。

教科書
・〔新家庭科教育法〕〔池﨑喜美惠・仙波圭子・青木幸子・小林陽子・野上遊夏・室雅子 共著〕〔学文社〕
 〔2,970円〕 
・〔中学校 教科書『技術・家庭(家庭分野)〕〔開隆堂〕〔680円〕
・〔高等学校 教科書『家庭基礎』令和4年度版〕〔開隆堂〕〔535円〕
※授業ごとに適宜必要なプリントを配布する。

参考書
・〔小学校学習指導要領解説 家庭編〕〔東洋館出版社〕〔95円〕
・〔中学校学習指導要領解説 技術・家庭編〕〔文部科学省〕〔開隆堂〕〔143円〕
・〔高等学校学習指導要領解説 家庭編〕〔文部科学省〕〔教育図書〕〔462円〕
・〔「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 中学校 技術・家庭〕
 〔文部科学省 国立教育政策研究所 教育課程研究センター〕〔東洋館出版社〕〔1,200円〕
・〔「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 高等学校 家庭〕
 〔文部科学省 国立教育政策研究所 教育課程研究センター〕〔東洋館出版社〕〔1,600円〕

備 考
・都合により、授業計画の順番を変更することがある。
・毎回の授業時にパソコンを持参すること。Google Classroom上で資料や課題の提示、課題提出受付等を行う。
・質問等については授業終了後に受け付ける。

 
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