シラバス

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シラバス（公開版）

2025年度　

彫刻基礎Ⅱ

[ D-3-a-04-1-1 ]

単位（総授業時間数＋自習時間）：2（60 + 30）

対象学科：美表１年

授業形態：実技　学期：後期　必・選：選択

美術表現学科専攻科目

虎　尾　　　裕

授業概要

美術表現の中で、三次元の立体制作を通して学習することで、彫刻分野の基礎的な表現方法を習得する。前期の授業の中で、基礎的な塑造制作として自然物をモチーフとして、実技制作を行なった。立体表現の重要な要素である、量感、フォルム、構成、及び、空間について学習した。基礎的な塑造力と造形力を学んでだ上で、IIにおいては、塑造の応用編として、前期Iで学んだ「ダンボールによる箱庭作り」を参考に、塑造による「風景彫刻」を制作課題１として実技制作する。さらに、制作課題２として、石膏の直付けによる「動物彫刻」を制作する。

授業の到達目標

学位授与の方針との関連

①

②

③

④

⑤

⑥

⑦

⑧

⑨

・基礎的な塑造作品の制作を通して、塑造力と造形力を体得する。

・塑造力と造形力をさらに高めるために、塑造作品「風景」を創造してクォリティの高い情感ある作品として表現力を養う。

・制作する態度と同時に、制作スキル、作業手順など段取りを学んでいく。

授業計画

回

内容

自習（事前・事後学習の内容）

ガイダンス。導入、授業スケジュールについて説明。制作するにあたっての心構えや、制作態度について注意事項を説明。さらに、持参する道具や、服装についてなど説明。三次元立体造形についての過去体験などアンケート調査

制作課題に使用する画材の準備。前期授業彫刻基礎Iの彫刻作品についての体験を考察

制作課題１、塑造作品制作、「風景彫刻」を題材に、塑造制作をするための資料収集、キーワードは「桃源郷」「民家」「樹木」「石庭」これらを複合的に配置した風景を造形するためのwebサイトなどの情報を下調べ

制作課題「風景彫刻」の資料収集の継続調査

塑造作品制作、「風景彫刻」を題材にイメージスケッチ、発表

制作課題「風景彫刻」のイメージスケッチの継続制作

塑造作品制作、「風景彫刻」の心棒作り、粘土練り、粘土荒付け

制作課題「風景彫刻」の心棒作り、粘土土付けの継続制作

塑造作品制作、「風景彫刻」の粘土荒付け

制作課題「風景彫刻」の粘土土付けの継続制作

塑造作品制作、「風景彫刻」の細部粘土土付け

制作課題「風景彫刻」の細部粘土土付けの継続制作

塑造作品制作、「風景彫刻」の粘土細部土付け、完成・
講評会（全体講評、個人講評）。作品写真撮影。

制作課題「風景彫刻」の細部粘土土付けの継続制作。全体講評の意義を分析、互いの作品を参考にして今後の制作に取り入れていく

制作課題２、石膏直付け作品制作、「動物彫刻」を題材に、資料収集、webサイト情報など下調べ。

制作課題「動物彫刻」の資料収集の継続調査

石膏直付け作品制作、「動物彫刻」のデッサン、及びエスキース作り

制作課題「動物彫刻」の継続制作、動物の捉え方(構図・全体的な把握)

石膏直付け作品制作、「動物彫刻」の心棒作り、新聞紙、金網など使用。

制作課題「動物彫刻」の継続制作、動物の捉え方(構図・全体的な把握)

石膏直付け作品制作、「動物彫刻」の石膏荒付け

制作課題「動物彫刻」の継続制作、三次元の捉え方(量感、フォルム、構成など）石膏直付け技法の分析、研究

石膏直付け作品制作、「動物彫刻」の石膏荒付け

制作課題「動物彫刻」の継続制作、三次元の捉え方(量感、。フォルム、構成など）石膏直付け技法の分析、研究

石膏直付け作品制作、「動物彫刻」の細部石膏付け

制作課題「動物彫刻」の継続制作、三次元の捉え方(量感、フォルム、構成など）石膏直付け技法の分析、研究

石膏直付け作品制作、「動物彫刻」の細部石膏修正、着色、完成。講評会（全体講評、個人講評）。作品写真撮影

制作課題「動物彫刻」の継続制作、三次元の立体作品の意味と、作品の可能性を分析、研究する

立体作品制作全般について総括、ふりかえり、まとめ、感想などアンケート調査

三次元の立体作品の意味と、作品の可能性について分析、研究

履修上の注意

制作課題ごとに、制作過程の段取りを確実に把握できるように、説明をしっかり聞いて制作に取り組む。立体作品全般、できるだけ多くの作品を実際に観に美術館へ足を運んだり、多くの文献を調べるなど、日頃の努力が重要である。

成績評価方法・基準

授業の取り組みに対する意欲と姿勢（80％）、提出物（20％）による評価。

教科書

授業の中で指示する。必要なプリント、資料を配布する。

参考書

授業の中で指示する。

備　考

質問等については、授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)で受け付ける。