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シラバス(公開版)

2023年度 

 
  臨床栄養学概論
[ A-3-e-07-2-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60)
 対象学科:食専2年
 授業形態:講義 学期:前期 必・選:必修
 食物栄養学専攻科目
 木 下 ゆ り

授業概要
医療・福祉・介護・地域における臨床栄養の意義と概要、栄養アセスメント、栄養士校外実習前に身に付けておくべき疾患の知識(定義、病因、病態生理、症状 等)とその栄養食事療法の基礎知識について講義する。栄養士実力認定試験のレベルの知識修得を目指す。患者の体験談、多職種連携の事例などを紹介しながら、患者のQOL向上を目指した栄養管理のあり方を学修する。教員の管理栄養士としての実務経験(病院、在宅医療、NPO)を活かして授業を進める。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
栄養管理の一連の流れについて理解できる。
0.8 0.2
 
疾患および病態における基本的な栄養食事療法を理解できる。
 
栄養管理法や多職種連携についての知識を修得できる。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 臨床栄養学の意義と目的
医療と臨床栄養
医療制度・福祉・介護
事前:シラバスを読み、わからない用語を調べる。
事後:教科書Part2-1・2・3の要点をノートにまとめる。
 
2 栄養補給法


事前:教科書Part2-10を読み、わからない用語を調べる。
事後:授業で学んだ要点をノートにまとめ、栄養士実力試験過去問題を解く。
 
3 消化器疾患(食道・胃)と栄養食事療法の基礎
事前:解剖生理学、栄養学Ⅰ・Ⅱで学習した消化器機能について復習しノートにまとめておく。
事後:授業で学んだ要点をノートにまとめ、栄養士実力試験過去問題を解く。
 
4 消化器疾患(腸)と栄養食事療法の基礎
クローン病患者さんの体験談

事前:教科書Part1-1を読み、わからない用語を調べる。
事後:様々な栄養剤の種類、販売状況を調べてまとめる。
 
5 第1~4回の範囲の小テスト
糖尿病の基礎
糖尿病患者さんの体験談
事前:解剖生理学、栄養学で学習した消化器機能、糖代謝について復習し、ノートにまとめておく。
事後:授業で学んだ要点をノートにまとめ、栄養士実力試験過去問題を解く。小テストの復習をする。
 
6 糖尿病の栄養食事療法 事前:教科書Part1-3を読み、わからない用語を調べる。
事後:授業で学んだ要点をノートにまとめ、栄養士実力試験過去問題を解く。
 
7 肥満・るいそう・脂質異常症・高尿酸血症と栄養食事療法の基礎
事前:解剖生理学、栄養学で学習した脂質代謝について復習し、ノートにまとめておく。
事後:授業で学んだ要点をノートにまとめ、栄養士実力試験過去問題を解く。
 
8 メタボリックシンドローム・動脈硬化症・高血圧症と栄養食事療法の基礎
事前:教科書Part1-4を読み、わからない用語を調べる。
事後:授業で学んだ要点をノートにまとめ、栄養士実力試験過去問題を解く。
 
9 第5~8回の範囲の小テスト
腎臓疾患
事前:解剖生理学で学習した腎機能について復習し、ノートにまとめておく。
事後:授業で学んだ要点をノートにまとめ、栄養士実力試験過去問題を解く。小テストの復習をする。
 
10 腎臓疾患と栄養食事療法の基礎
事前:教科書Part1-6を読み、わからない用語を調べる。
事後:透析療法を行っている医療機関を調べてまとめる。
 
11 透析療法の基礎
透析患者さんの体験談
事前:教科書Part1-6を読み、わからない用語を調べる。
事後:授業で学んだ要点をノートにまとめ、栄養士実力試験過去問題を解く。
 
12 第9~11回の範囲の小テスト
血液・免疫・アレルギー疾患と栄養食事療法の基礎
事前:解剖生理学で学習した血液・免疫機能について復習しノートにまとめておく。
事後:授業で学んだ要点をノートにまとめ、栄養士実力試験過去問題を解く。小テストの復習をする。
 
13 肝・胆・膵臓疾患と栄養食事療法の基礎



事前:解剖生理学、栄養学で学習した肝胆膵機能と代謝について復習し、ノートにまとめておく。
事後:授業で学んだ要点をノートにまとめ、栄養士実力試験過去問題を解く。
 
14 傷病者・要介護者への栄養教育
食べ物と薬剤の相互作用
事前:教科書Part2-11・12を読み、わからない用語を調べる。
事後:授業で学んだ要点をノートにまとめ、栄養士実力試験過去問題を解く。
 
15 第12~14回の範囲の小テスト
栄養ケア・マネジメントの概要
栄養アセスメント

事前:全小テストと栄養士実力試験過去問題に再度取り組み、わからない点を明確にし、授業中に質問する。
事後:全小テスト、栄養士実力試験過去問題、ノート、教科書の復習をする。
 
16 期末試験
解説・まとめ
事前:期末試験に向けて準備する。
事後:期末試験でわからなかった点を復習する。
 

履修上の注意
解剖生理学、栄養学の授業の復習をしっかりしておくこと。
授業中に配布するプリント、小テスト、実力試験過去問題はファイルし、教科書と一緒に毎回の授業に持ってくること。
前期の「臨床栄養学概論」では基礎を学び、後期の「臨床栄養学各論」では多種多様な疾病と栄養管理について詳しく学ぶ(教科書共通)。

成績評価方法・基準
小テスト40%、期末試験50%、授業の取り組み状況(予習・復習の状況など)10%をもとに、総合的に判断する。小テストは授業中に解説をする。

教科書
〔エッセンシャル 臨床栄養学 第9版〕〔佐藤和仁・本間健・小松龍史編〕〔医歯薬出版〕〔3,700円+税〕

参考書
〔2023年度栄養士実力認定試験過去問題集〕〔(社)全国栄養士養成施設協会編〕〔建帛社〕〔1,120円+税〕
解剖生理学、栄養学の授業で使用した教科書

備 考
欠席した場合は、指定された教科書の範囲を学習して補うこと。質問については授業後か、授業中またはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)に受け付ける。

 
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