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シラバス(公開版)

2023年度 

 
  グラスアートⅡ
[ D-3-c-14-2-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(60 + 30)
 対象学科:美表2年
 授業形態:実技 学期:後期 必・選:選択
 美術表現学科専攻科目
 山 口 綾 子

授業概要
ガラス工芸の中でも溶けたガラスを扱う“バーナーワーク”という分野から“トンボ玉”制作を指導する。基本技法の中でも上位の技術を必要とするレースやパーツ(ムリーニ)の制作をとおし、より密度の高い表現を意識させる。また、初級・中級の基本技法も組み入れ、トンボ玉の模様の多様性に関する再認識を促し、デザインの幅が広がるよう指導する。ひとつの作品完成にあたり、制作時間が長くなるため、集中力と計画性のレベルアップを図る。ガラス制作に携わってきた経験から、ガラス素材の魅力を感じてもらえる授業実践を志向する。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・ガラスと炎の関係性を身に付け、ガラスの溶解をコントロールできる。
0.8 0.2
 
・基礎を理解し反復練習により技術を身につけられるようになる。
 
・模様の多様性を理解し表現できるようになる。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 基本技法の復習① ヨーヨー玉(細引き応用) 第1回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
2 基本技法の復習② 糸巻玉(細引き応用+スキ掛け) 第2回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
3 基本技法5レース ①レース棒を引く(クロスタイプ) 第3回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
4 基本技法5レース ②レース棒を巻く(レース玉①) 第4回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
5 基本技法5レース ③レース棒を引く(リボンタイプ) 第5回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
6 基本技法5レース ④レース棒を巻く(レース玉②) 第6回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
7 基本技法6パーツ ①渦巻文様玉(レース棒を利用) 第7回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
8 基本技法6パーツ ②小菊文様のパーツをつくる 第8回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
9 基本技法6パーツ ③小菊玉をつくる 第9回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
10 基本技法6パーツ ④アサガオのパーツをつくる 第10回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
11 基本技法6パーツ ⑤アサガオ玉をつくる 第11回の技法の考察と制作手順のまとめ
 
12 自由制作 ①デザイン決定 第12回の技法の考察と制作内容のまとめ
 
13 自由制作 ②試作・練習 (テストピース作成) 第13回の技法の考察と制作内容のまとめ
 
14 自由制作 ③完成 第14回の技法の考察と制作内容のまとめ
 
15 自由制作 ④仕上げ/講評 授業内容のまとめ
 

履修上の注意
・受講対象:未経験者の受講不可。工芸基礎Ⅱ(グラスアート)または、グラスアートⅠの単位取得者。
・授業開講前にGoogle classroomへ事前登録すること。
・安全のため、服装や髪型(結ぶ)など講師の指示に従うこと。
・ガラス棒の保管に留意すること(混ぜない/種類を把握すること)。

成績評価方法・基準
・課題達成(30%) あらかじめ課題に取組むためのデザイン計画書などを提出し、取組んだ達成度を見ます。
・作品の完成度(30%) 講評会提出作品の出来具合で判断します。
・制作への取組 (40%) どのくらいの時間をかけ、真摯に制作に向合ったか取組み姿勢を評価します。
・作品は、講評会でフィードバックし、当日返却します。

教科書
無し

参考書
〔トンボ玉の技法〕〔スタジオ タック クリエイティブ〕〔中央精版印刷株式会社〕〔3,000円+税〕

備 考
・材料費を徴収します。ガラス棒、カセットガスボンベなどは自己負担になります。
・ガラス棒の購入方法はガイダンスで案内します。
・受講人数などの事情により、授業計画等を変更することがあります。
・質問等については、授業終了時またはオフィスアワーに受付けます。

 
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