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シラバス(公開版)

2023年度 

 
  工芸基礎Ⅱ
[ D-3-a-06-1-1 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(60 + 30)
 対象学科:美表1年
 授業形態:実技 学期:後期 必・選:選択
 美術表現学科専攻科目
 立 花 布美子  佐々木 輝 子  長谷部 嘉 勝

授業概要
工芸基礎Ⅱでは、制作や鑑賞を通して歴史や文化、様々な視点から工芸に関する理解を深めるよう、工芸基礎Ⅰで学んだ各分野の基礎的知識について復習する。また各分野に別れ(2科目選択)、作業工程を理解した上で各技法、装飾を活かし、用途や目的、機能性を含めた制作を通して工芸の可能性について探求していく。各分野進度が異なるため、作品への管理能力と、効率良く制作ができるための判断力を身につけていくよう指導し、主体的に制作に取り組む力を身につけさせる。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
工芸分野の基礎知識を身につけることができる。
0.5 0.3 0.1 0.1
 
工芸に関する文化、生活での関わりについて理解を深めることができる。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ガイダンス 履修方法(グループ分け) ※2科目選択
A)陶芸・染織  B)染織・漆芸  C)漆芸・陶芸
前期配布プリント参照、作業工程等確認
 
2 A)土練り練習、手捻り成形①玉づくり
B)①色糸効果について 説明
C)金継ぎ:洗い・ヤスリ掛け・固めまたは焼付
A)玉づくりの予習・復習
B)平織の構造を理解しておく
C)金継ぎについて調べる
 
3 A)手捻り成形②紐づくり
B)②色糸効果 配色選択
C)金継ぎ:成形・ヤスリ掛け・硬化
A)紐づくりの予習・復習
B)平織の構造を理解しておく
C)焼付までの工程理解
 
4 A)手捻り成形①玉づくり削り仕上げ
B)③整経
C)金継ぎ:埋め・硬化
A)玉づくり仕上げ作業の予習・復習
B)機上げまでの手順を理解しておく
C)成形から硬化までの工程理解
 
5 A)手捻り成形②紐づくり削り仕上げ
B)④筬通し・綜絖通し
C)金継ぎ:ヤスリ掛け・硬化・下地
A)紐づくり仕上げ作業の予習・復習
B)機上げまでの手順を理解しておく
C)埋めから硬化までの工程理解
 
6 A)タタラ成形板皿づくり
B)⑤織作業
C)金継ぎ:ヤスリ掛け・下地固め・塗り・硬化
A)タタラ成形の予習・復習
B)織の手順を理解しておく
C)下地までの工程理解
 
7 A)釉掛け作業
B)⑥織作業 仕上げ
C)金継ぎ:蒔き・固め・磨き・応用
A)釉掛け作業の予習・復習
B)織の手順を理解しておく
C)ヤスリ掛けから硬化までの工程理解 
 
8 C)蒔絵・地描き
A・B・C各工房、教室で講評会
C)仕上げ
まとめ
 
9 A)①色糸効果について 説明
B)金継ぎ:洗い・ヤスリ掛け・固めまたは焼付
C)土練り練習、手捻り成形 ①玉づくり
A)平織の構造を理解しておく
B)金継ぎについて調べる
C)玉づくりの予習・復習
 
10 A)②色糸効果 配色選択
B)金継ぎ:成形・ヤスリ掛け・硬化
C)手捻り成形 ②紐づくり
A)平織の構造を理解しておく
B)焼付までの工程理解
C)紐づくりの予習・復習
 
11 A)③整経
B)金継ぎ:埋め・硬化
C)手捻り成形 ①玉づくり削り仕上げ
A)機上げまでの手順を理解しておく
B)成形から硬化までの工程理解
C)玉づくり仕上げ作業の予習・復習
 
12 A)④筬通し・綜絖通し
B)金継ぎ:ヤスリ掛け・硬化・下地
C)手捻り成形 ②紐づくり削り仕上げ
A)機上げまでの手順を理解しておく
B)埋めから硬化までの工程理解
C)紐づくり仕上げ作業の予習・復習
 
13 A)⑤織作業
B)金継ぎ:ヤスリ掛け・下地固め・塗り・硬化
C)タタラ成形 板皿づくり
A)織の手順を理解しておく
B)下地までの工程理解
C)タタラ成形の予習・復習
 
14 A)⑥織作業 仕上げ
B)金継ぎ:蒔き・固め・磨き・応用
C)釉掛け作業
A)織の手順を理解しておく
B)ヤスリ掛けから硬化までの工程理解
C)釉掛け作業の予習・復習
 
15 B)金継ぎ:蒔絵・地描き
A・B・C各工房、教室で講評会
B)仕上げ
まとめ
 

履修上の注意
・授業ごと内容が異なるため、欠席・遅刻の無いよう授業に臨むこと。
・担当教員が異なるため、掲示(classroom)にて必要事項を連絡する場合がある。要確認のこと。

成績評価方法・基準
・授業の取り組みに対する意欲と姿勢(80%)、提出物(20%)による評価。。
・各課題について、講評会でフィードバックを行う。

教科書
授業前にプリントを配布する。

参考書
〔基礎の陶芸1:器のつくりかた〕〔田中見依〕〔美術出版〕〔2,420円〕
〔新技法シリーズ102陶芸の基本〕〔東京芸術大学美術学部工芸科陶芸講座〕〔美術出版〕〔3,080円〕

備 考
・(陶芸)作品完成数により随時窯詰め作業を行うので、授業計画の順番等を変更することがある。
・質問等については、授業終了時またはオフィスアワーに受付ける。
・ルーブリックを授業中に配布するので、学習目標として参照すること。

 
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