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シラバス(公開版)

2022年度 

 
  文化史
[ K-1-c-01-1 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60)
 対象学科:子専2年・食専2年
 授業形態:講義 学期:後期 必・選:選択
 生活文化学科共通教養科目
 庄 司 一 平

授業概要
わたしたちの時間は、普段の暮らしという日常と、まつりやイベントという非日常で成り立っている。非日常的な行事や儀礼の多くは、季節の切り替わり(春/夏/秋/冬)や年齢の節目(おとな/こども)をつくりだし、生活や人生にメリハリを与える「年中行事」と「人生儀礼」である。この講義では、過去と現在における口頭伝承・民間習俗を手がかりに、さまざまな行事や儀礼の様式およびその歴史的・文化的背景、日本社会における暮らし方・生き方をめぐる諸問題について考える。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
日本の民俗文化に関する幅広い教養を身につける 1,2
 
日本の年中行事・人生儀礼とその文化的背景について、意欲的に調べ説明することができる 4,5,6
 
日本社会における暮らし方・生き方について、主体的に考え議論ことができる 4,5,6
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 イントロダクション 事前学修:次回のキーワードを調べる
事後学修:配布資料を見直す
さまざまな時間論
 
2 季節と暦の民俗文化 事前学修:次回のキーワードを調べる
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さまざまな暦法と祝日、日の吉凶
 
3 春と夏の民俗文化 事前学修:次回のキーワードを調べる
事後学修:配布資料を見直す
正月、春のまつり・夏のまつり
 
4 秋と冬の民俗文化 事前学修:次回のキーワードを調べる
事後学修:配布資料を見直す
お盆、秋のまつり・冬のまつり
 
5 年齢と人生の民俗文化 事前学修:次回のキーワードを調べる
事後学修:配布資料を見直す
年齢という制度・規範、年祝いと厄年
 
6 誕生の民俗文化 事前学修:次回のキーワードを調べる
事後学修:配布資料を見直す
名づけ、初宮詣、初誕生
 
7 子どもと若者の民俗文化 事前学修:次回のキーワードを調べる
事後学修:配布資料を見直す
七五三、成年式、通過儀礼と「一人前」
 
8 おとなの民俗文化 事前学修:次回のキーワードを調べる
事後学修:配布資料を見直す
縁結び、結婚と出産、家事と育児
 
9 老いの民俗文化 事前学修:次回のキーワードを調べる
事後学修:配布資料を見直す
老いと文化、終末期への備え、ポックリ願望
 
10 病の民俗文化 事前学修:次回のキーワードを調べる
事後学修:配布資料を見直す
病気と健康の曖昧さ、病気なおし
 
11 医の民俗文化 事前学修:次回のキーワードを調べる
事後学修:配布資料を見直す
医療化、代替医療、生命倫理、QOL
 
12 ケアの民俗文化 事前学修:次回のキーワードを調べる
事後学修:配布資料を見直す
キュアとケア、緩和ケア、心のケア
 
13 死の民俗文化 事前学修:次回のキーワードを調べる
事後学修:配布資料を見直す
死の曖昧さ、死の受容、看取り
 
14 死後の民俗文化 事前学修:次回のキーワードを調べる
事後学修:配布資料を見直す
「あの世」の比較文化論
 
15 まとめ
全体の振り返り
 
16 期末試験 レポート
 

履修上の注意
マス・メディアやソーシャル・メディアを積極的に活用すること。身近な行事や儀礼、季節の変化や人々の時間の過ごし方に普段から注意を向けておくこと。

成績評価方法・基準
①授業への参加度・理解度(ミニットペーパー)[50%]、②期末試験(レポート)[50%]により総合的に評価する。授業中に適宜振り返りを行う。

教科書
使用しない。プリントを配布する。

参考書
〔『暮らしの中の民俗学』1~3(吉川弘文館、2003年)]〔新谷尚紀・湯川洋司・波平恵美子(編)]
〔各2,600円+税]その他授業中に適宜紹介する。

備 考
質問等は授業終了時に受け付ける。

 
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