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シラバス(公開版)

2022年度 

 
  食品機能学
[ A-3-d-02-2-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60)
 対象学科:食専2年
 授業形態:講義 学期:後期 必・選:選択
 食物栄養学専攻科目
 永 沼 孝 子

授業概要
 食品には、一次機能(栄養機能)、二次機能(感覚応答機能・嗜好性成分)の他に三次機能(生体調節機能)をも併せ持つものがある。三次機能を持つ食品成分は機能性成分と呼ばれ、非栄養素とされるものも多い。本授業では、各種食品が持つ三次機能について、その成分・構造・体内での吸収や働きについて解説する。また、現代の生活習慣に深く関わる成分について、その活性の発現機構についても解説する。さらに、食品機能に関する表示制度についても言及する。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・食品に含まれる種々の成分と生体内での生理機能を理解する。
 
・食品の機能性成分が生体の働き(消化器系や免疫系など)におよぼす機能を理解する。
 
・食品の機能性成分を上手に利用して健康増進に寄与できる力を身につける。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 食品の機能とは何か。(概要説明) 配布資料(1)の復習とまとめ。
 
2 現代における食生活と疾病と栄養
特別用途食品の解説
配布資料(2)の復習とノートの整理。
 
3 特定保健用食品の解説
トクホ記事を読んで小論文作成
食品機能の表示制度についてノートに整理。
 
4 系統別生理機能と推定作用機序 I 消化器系に機能する成分 配布資料(3)の復習とノートの整理。
 
5 系統別生理機能と推定作用機序 II 循環器系に機能する成分 配布資料(4)の復習とノートの整理。
 
6 系統別生理機能と推定作用機序 III 内分泌系・神経系に機能する成分
食資源に関する記事を読んで小論文作成
配布資料(5)の復習とノートの整理。
 
7 系統別生理機能と推定作用機序 IV (1) 免疫系の生理機能 配布資料(6)の復習とノートの整理。免疫系の作用機序についての関係図作成。
 
8 系統別生理機能と推定作用機序 IV(2) 腸管免疫、アレルギー、免疫系に機能する食品成分 配布資料(7)の復習とノートの整理。
 
9 アクティブラ-ニング:各自が興味を持った機能性食品の解説と食品例の紹介 (映像を使ったプレゼンテーション)I 各自のプレゼンテーションについて要点を記録・評価する。要提出。
 
10 アクティブラ-ニング:各自が興味を持った機能性食品の解説と食品例の紹介 (映像を使ったプレゼンテーション)I
免疫とがん
各自のプレゼンテーションについて要点を記録・評価する。要提出。
配布資料(8)の復習とノートの整理。
 
11 系統別生理機能と推定作用機序 V
生体抗酸化物質と食品機能性成分
配布資料(9)の復習とノートの整理。
 
12 食品に含まれる機能性成分I 農産物 配布資料(10)の復習とノートの整理。
 
13 食品に含まれる機能性成分II 水産・畜産食品 配布資料(11)の復習とノートの整理。
 
14 アクティブラーンニング:機能性成分を含む食品を利用した機能的な食事例 I(映像を使ったプレゼンテーション)
14,15回に分けて全員発表。

発表者は媒体の準備。
発表後、アドバイスに基づき改善点の確認。
 
15 アクティブラーンニング:機能性成分を含む食品を利用した機能的な食事例 II(映像を使ったプレゼンテーション)
これまでの授業のまとめ
発表者は媒体の準備。
発表後、アドバイスに基づき改善点の確認。
 
16 期末試験(小論文)後日コメントをつけて解答返却。 事後、小論文の文章構成、内容の妥当性等について
確認・推敲。
 

履修上の注意
正当な理由のない遅刻、欠席は厳禁。講義に集中し、内容をしっかり記録する。講義には積極的に参加し、予習で生じた疑問点について解決できるように努める。随時課題を出題するので、よく調べてレポートを作成し、締め切りに遅延のないように提出すること。

成績評価方法・基準
平常点(聴講する姿勢、ディスカッションにおける積極性、授業内容の記録)20%, 課題・作文の提出20%,各授業の発表内容40%,試験(小論文)20%の割合で評価する。課題についてはその都度評価し、授業中に解説する。

教科書
 授業の開始時に独自作成の資料を配布する。

参考書
特になし

備 考
都合により授業計画の順番を変更することがある。質問については、授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)に受け付ける。

 
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