大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ

シラバス(公開版)

2022年度 

 
  保育実習指導Ⅱ
[ B-3-d-04-2-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):1(30 + 15)
 対象学科:子専2年
 授業形態:演習 学期:通年 必・選:選択/保育(必)
 子ども生活専攻科目
 岡 崎 善 治  武 田 早 苗  米 川 純 子  大瀬戸 美 紀  子ども生活専攻教員

授業概要
保育士養成課程における必修科目であり保育実習に係る事前・事後指導に関する科目として位置づけられている。「保育士」資格取得のために必修である3回の実習(保育所実習Ⅰ及び保育所実習Ⅱ、施設実習:各10日間)に向けて、実習の意義目的などを理解し、記録の書き方や指導計画の作成等実習の準備を行う。また、模擬保育を通して、実践の場に臨むスキルと心がまえを養う。実習終了後は、実習報告会等を通して実習の振り返りを行い課題を明確にする。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・保育実習の意義と目的を理解し、保育について総合的に理解する。 4,5,6
 
・実習や既習の教科の内容やその関連性を踏まえ、保育の実践力を習得する。 4,6
 
・保育の観察、記録及び自己評価等を踏まえた保育の改善について、実践や事例を通して理解する。 4,6
 
・保育士の専門性と職業倫理について理解する。 4,5,6
 
・実習の事後指導を通して、実習の総括と自己評価を行い、保育に対する課題や認識を明確にする。 4,5,6
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 オリエンテーション 
実習の意義・目的の明確化
保育所の社会的役割と責任【佐藤(深)・米川】
「実習の手引き」P10~P14
保育所の役割や機能について学びを深める。
 
2 実習オリエンテーション
養護と教育が一体となって行われる保育【佐藤(深)・米川】
「実習の手引き」P7~P8,P34~37
保育実習の経過について知る。
 
3 保育所保育士による講義(附属保育園長)
保育士等の援助や関りについて
保育士に求められる子どもの観察や関りの視点を明確にする。
 
4 保育所実習Ⅰの準備・実習日誌の記入
子どもの心身の状態や活動の観察【佐藤(深)・米川】
「実習の手引き」P29~P33
実際に実習日誌に必要事項を記入し、保育士の業務内容を理解する。
 
5 保育所実習Ⅰ直前ガイダンス
保育所の生活の流れや展開の把握【子ども生活専攻教員】
「実習の手引き」P13~P14
観察や子どもとの関りを通して子どもへの理解を深める。
 
6 保育所実習Ⅰ振り返り
観察に基づく保育の理解【佐藤(深)・米川】
観察実習を通して、子どもの心身の状態や発達段階の違いについて具体的に理解する。
 
7 保育所実習Ⅱ直前ガイダンス
指導計画の作成・実践・保育の過程の理解
【子ども生活専攻教員】
「実習の手引き」P20
保育の計画・観察・記録及び自己評価等について具体的に理解する。
 
8 保育所実習Ⅱ振り返り
作成した指導計画に基づく保育の実践と評価
【佐藤(深)・米川】
保育所実習における自己の課題を明確化する。
 
9 子ども(利用者)のニーズの把握と子ども理解
【大瀬戸・米川】
子ども・利用者の特性を理解し、養護の大切さを学ぶ。
 
10 施設実習の準備・実習日誌の記入
子どもの最善の利益を考慮した保育の具体的理解
【大瀬戸・米川】
「実習の手引き」P21~P23
施設における支援の実際について理解する。
 
11 施設実習直前ガイダンス
多様な保育の展開と保育士の職業倫理
【子ども生活専攻教員】
「実習の手引き」P24~P28
多様で広範な施設職員の職務内容や役割・職業倫理を理解する。
 
12 施設実習振り返り
施設における支援の実際【大瀬戸・米川】
施設実習における自己の課題を理解する。
 
13 全体的な計画に基づく指導計画の作成・実践・省察・評価と保育の過程の理解【佐藤(深)・米川】 保育実習での学びを保育の計画・実践・観察・記録及び自己評価等について理解を深める。
 
14 実習・実践報告会準備①
保育実習の総括と自己評価【子ども生活専攻教員】
保育実習の担当教員より個別事後指導を受け、今後の学習に向けた課題や目標を明確にする。
 
15 実習・実践報告会準備②
自己評価に基づく保育の改善【佐藤(深)・米川】
自己評価などを踏まえた保育の改善について、実践や事例を通して理解する。
 
16 実習・実践報告会準備③
作成した指導計画に基づく保育の実践と評価
【子ども生活専攻教員】
保育実習の事後指導を通して、保育に対する課題や認識を明確にする。
 
17 実習・実践報告会中間発表
保育の知識・技術を生かした保育実践
【子ども生活専攻教員】
保育実習で実践したことを模擬保育を行い発表する。
 
18 実習・実践報告会リハーサル【子ども生活専攻教員】 保育実習で実践した内容を資料にまとめる。
 
19 実習・実践報告会【子ども生活専攻教員】 保育実習で実践した内容を発表する。
 
20 まとめと振り返り【佐藤(深)・米川】 実習・実践報告会で発表した内容を自己評価し、今後の課題や目標を明確にする。
 

履修上の注意
保育士資格取得にかかわる実習指導です。欠席・遅刻は厳に慎むようにしてください。本授業への取り組み状況(出席や各種課題の提出)によっては学外実習の単位についての認定もできないことがあります。

成績評価方法・基準
実習に向けての準備状況や積極的な受講態度などの授業への取り組み状況(80%)提出課題状況(20%)により総合的に評価します。すべての提出物は提出期限内に必ず提出してください。すべての提出物を提出しないと単位認定になりません。提出課題等については、添削後、授業の中でフィード-バックします。学外実習未実施者への単位認定はしません。

教科書
『保育実習の手引き』宮城県保育士養成校連絡協議会

参考書
『保育所保育指針解説』厚生労働省 フレーベル館

備 考
質問等については、授業終了時あるいはオフィスアワーで受け付けます。

 
Copyright © Mishima Gakuen All Rights Reserved.