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シラバス(公開版)

2022年度 

 
  保育内容(表現Ⅰ)
[ B-3-c-08-2-1 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):1(30 + 15)
 対象学科:子専1年
 授業形態:演習 学期:後期 必・選:必修/幼免(必)
 子ども生活専攻科目
 武 田 早 苗

授業概要
 各要領及び指針の解説を読み,領域「表現」のねらい及び内容を理解する。特に造形表現において,幼児が表現した作品や具体的な表現の様子の映像などから,発達の過程における特徴的な表現の形やその理論を理解する。領域「表現」に関わる具体的な指導場面を想定した保育を構想し,製作したパネルシアターを使った模擬授業に取り組み,保育者としての実践力を身に付ける。
 この授業においては,小学校教諭としての経験を活かし,幼児教育と小学校教育との接続をより密接なものにするためのアプローチについても指導していく。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・各領域および指針に示された幼児教育の基本を踏まえ,領域「表現」のねらい及び内容を理解する。
 
・領域「表現」に関する理論を理解する。
 
・領域「表現」に関わる具体的な指導場面を想定した保育を構想する方法を身に付ける。
 
・領域「表現」に関わる具体的な指導方法を想定した保育を実践する力を身に付ける。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 シラバスに基づいた授業の概要とその流れ及び留意点などに関するオリエンテーション及び「表現とは何か」についての考察 これまでの経験から表現活動について振り返り,考察したことをミニットペーパーにまとめる。
 
2 各領域及び指針における領域「表現」のねらいと内容,及び表現を支える基本的な技能 領域「表現」に関する理論を他領域と関連付け,ミニットペーパーにまとめる。
 
3 乳幼児期の発達と表現①(3歳未満児) 3歳未満児の造形表現における発達の過程について,ミニットペーパーにまとめる。
 
4 乳幼児期の発達と表現②(3歳以上児) 3歳以上児の造形表現における発達の過程について,ミニットペーパーにまとめる。
 
5 「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」に示された「豊かな感性と表現」と小学校教育とのつながり 小学校教育と幼児教育の接続の重要性について,ミニットペーパーにまとめる。
 
6 表現に至るプロセス・幼児のイメージを豊かにする環境構成や言葉がけ 表現を意欲付けるための手立てについて,ミニットペーパーにまとめる。
 
7 意欲的な表現活動・幼児の表現の豊かさや深まりを促す環境構成や言葉がけ 表現を深めるための手立てについて,ミニットペーパーにまとめる。
 
8 表現に関する教材研究と指導計画及び情報機器の活用①(情報機器活用の基本と教材研究) 表現に関する教材研究や学習効果を高める方法としての情報機器の基本的な活用について,ミニットペーパーにまとめる。
 
9 表現に関する教材研究と指導計画及び情報機器の活用②(情報機器活用の実践と指導計画の作成) 情報機器を効果的な活用と指導案作成の要点について,ミニットペーパーにまとめる。
 
10 表現に関する教材研究と模擬保育①(パネルシアター製作第1次) パネルシアターで表現したいことを明確にし,そのための表現方法や手順について構想する。製作カードを作成する。
 
11 表現に関する教材研究と模擬保育②(パネルシアター製作第2次) 表現活動を振り返る。改善点を明らかにして製作カードを再検討する。
 
12 表現に関する教材研究と模擬保育③(パネルシアター製作第3次) 表現活動を振り返る。改善点を明らかにして製作カードを再検討する。
 
13 表現に関する教材研究と模擬保育④(パネルシアター製作第4次) 表現活動を振り返る。改善点を明らかにして製作カードを再検討する。
 
14 表現に関する教材研究と模擬保育⑤(グループ内プレ発表:パネルシアター鑑賞とディスカッションを通した表現の深化) 発表後の気付きや感想,今後に活かしたいことなどを製作カードにまとめる。
 
15 表現に関する教材研究と模擬保育⑥(指導計画の改善・完成) パネルシアターを展開するための指導計画を見直し,完成させて提出する。
 
16 期末試験(パネルシアター発表) 学習全体の振り返りと今後の展望についてレポートにまとめる。
 

履修上の注意
保育士資格及び幼稚園教諭二種免許取得のための必修科目です。授業の取組を重視します。準備物については,その都度事前に連絡します。

成績評価方法・基準
平常点・受講態度(取り組みに対する意慾,ミニットペーパー,製作カード等の記述内容等)60%,パネルシアター製作とレポート,及び期末試験(パネルシアター発表)40%を総合的に判断し評価します。ルーブリック評価については1回目の授業で説明します。提出課題などについては,添削後授業中にフィードバックします。

教科書
授業前に必要なプリントを配付します。

参考書
〔幼稚園教育要領解説〕〔文部科学省〕〔264円〕
〔保育所保育指針解説〕〔厚生労働省〕〔352円〕
〔幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説〕〔内閣府・文科省・厚労省〕〔385円〕

備 考
都合により授業計画を変更する場合があります。質問等は授業終了時オフィスアワーで受け付けます。

 
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