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シラバス(公開版)

2022年度 

 
  教育・保育相談
[ B-3-b-05-2-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60)
 対象学科:子専2年
 授業形態:講義 学期:前期 必・選:選択/幼免(必)
 子ども生活専攻科目
 米 川 純 子

授業概要
 現代では、子どもや保護者・地域などからの相談に応じることができる資質が求められている。保護者からの相談、子どもの問いかけ、保護者同士の相談に対応できる教育・保育相談の基本的な知識(カウンセリングの意義、理論や技法に関する基礎的知識を含む)を身に付けることができるようにする。
 保育園・放課後児童クラブ・要保護児童・子育て支援等、行政での実務経験を基に、具体的な事例を通してグループ討議やロールプレイを多く取り入れ、実際の相談業務について理解できるように配慮する。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
保育現場(幼稚園等)における教育・保育相談の意義と理論を理解する。 1,5
 
教育・保育相談に関わる心理学の基礎的な理論・概念を理解する。 1,5
 
教育・保育相談を進める際に必要な基礎的知識を理解する。 1,4,5
 
教育・保育相談の具体的な進め方やポイント、組織的な取り組みや連携の必要性を理解する。 1,4,5,6
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 オリエンテーション 当該科目の授業内容・計画について理解する。
 
2 教育・保育相談に関わる心理学の理論と方法 相談業務の基礎となる質問力ついて学ぶ。
 
3 保護者との関係づくり 連絡帳を使用し、保護者に伝える方法を学ぶ。
 
4 保護者支援の背景にある要因 ジェノグラムを用いた相談記録方法を理解する。
 
5 いまの保育が求められる背景 多様化している保護者と子育て環境について理解する。
 
6 保育の環境構成を生かした支援 保育環境を活用した保護者への伝え方を考える。
 
7 地域の資源の活用と関係諸機関との連携 母子保健や子育て支援センターなど関係機関との連携について事例を通して学ぶ。
 
8 地域子育て支援における保育相談支援 子育てひろばにおける保護者の相談支援について学ぶ。
 
9 養育力向上を目指した支援 事例についてアセスメントする作業を行う。
 
10 保育者同士の関係を改善するための支援 子どものけがをめぐる保護者同士のトラブル解決に向けて事例検討を行う。
 
11 苦情対応から始まる支援 保護者からの苦情に対する対応について学ぶ。
 
12 障がいのある子どもをもつ保護者への支援 合理的配慮を意識した支援方法について学ぶ。
 
13 要保護児童の家庭に対する支援 要保護児童を発見した場合の事例検討を行う。
 
14 乳児院・母子生活支援施設等における支援 身近な自治体の社会資源を調べる。
期末試験に向けた模擬課題を提出。
 
15 家族や家庭への効果的な関りやサポート 家族レジリエンスについて学ぶ。
期末試験に向けた模擬課題の内容を理解する。
 
16 期末試験 試験解答の正誤を確認し、誤りやフィードバック内容を確認し、復習する。
 

履修上の注意
出欠の指標として課題の提出があります。提出物の期限は厳守します。
欠席が1/3以上の者には単位を認定しません。遅刻は20分までとし、それ以降は欠席とします。遅刻2回で1回の欠席とします。

成績評価方法・基準
授業への取り組み態度(40%)、期末試験(60%)により総合評価します。課題プリントや期末試験の結果は機会を設けてフィードバックします。

教科書
授業前に適宜、資料を配布します。

参考書
適宜、授業中に紹介します。

備 考
質問等については、授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)に受け付けます。

 
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