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シラバス(公開版)

2022年度 

 
  子ども家庭支援の心理学
[ B-3-b-04-2-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60)
 対象学科:子専2年
 授業形態:講義 学期:後期 必・選:選択/保育(必)
 子ども生活専攻科目
 米 川 純 子

授業概要
 子ども家庭支援の心理学では、発達心理学及び臨床心理学の知見を踏まえて、生涯発達の観点から乳幼児期だけにとどまらず、生涯の発達課題を学ぶ。さらに、乳幼児期から高齢期に至るまでの心身の発達と、それを支える家庭、児童福祉施設等、地域や社会という環境の在り方について学ぶ。
 また、保育・要保護対応などの実務経験を基に、保育現場での実体験などの講話を多く取り入れ、子どもと家庭を包括的に捉える視点の習得を図れるようにする。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
生涯発達に関する心理学の基礎的な知識を習得し、発達課題について理解する。 3,5
 
家族・家庭の意義や機能を理解する。 2,3
 
発達的な観点から理解し、子どもとその家庭を包括的に捉える視点を習得する。 2,5
 
子育て家庭をめぐる現代の社会的状況と課題について理解する。 2,3
 
子どもの精神保健とその課題について理解する。 3,5
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 オリエンテーション(子ども家庭支援の心理学とは) 当該科目の授業内容・計画について理解する。
 
2 乳児期の発達とその特徴 愛着形成について深く理解する。
 
3 幼児期の発達とその特徴 ピアジェの発達理論について理解する。
 
4 学童期の発達とその特徴 小1プロブレム・中1ギャップについて考える。
 
5 思春期から青年期の発達の特徴 エリクソンの発達課題について理解する。
 
6 成人期から高齢期の発達の特徴 サクセスフル・エイジングについて考える。
 
7 家族システムと家族発達 生態学的システム理論について理解する。
 
8 親としての養育スタイルの形成過程と世代間伝達 虐待の世代連鎖について考える。
 
9 子育て環境の社会状況的変化 ワーク・ライフ・バランスについて考える。
 
10 多様な子育て家庭への支援 ワンオペ育児が与える影響について理解する。
 
11 特別な配慮を必要とする家庭への支援 外国籍の子どもの事例検討。
 
12 子どもを取り巻く生活環境と心身の健康 レジリエンスについて深く理解する。
 
13 子どもの心と健康 まばたきが多い子の事例検討。
 
14 障害のある子どもの理解と対応 発達障害を抱える子どもの事例検討。
期末試験に向けた模擬課題を提出。
 
15 災害と子ども 自分にかけてあげたい言葉ミニレポート。
期末試験に向けた模擬課題の内容を理解する。
 
16 期末試験 試験解答の正誤を確認し、誤りやフィードバック内容を確認し、復習する。
 

履修上の注意
出欠の指標として課題の提出があります。提出物の期限は厳守します。
欠席が1/3以上の者には単位を認定しません。遅刻は20分までとし、それ以降は欠席とします。遅刻2回で1回の欠席とします。

成績評価方法・基準
授業への取り組み態度(40%)、期末試験(60%)により総合評価します。課題プリントや期末試験の結果は機会を設けてフィードバックします。

教科書
適宜、授業前に関係資料を配布します。

参考書
適宜、授業中に参考書の紹介を行います。

備 考
質問等については、授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)に受け付けます。

 
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