大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ

シラバス(公開版)

2022年度 

 
  美術科教育法Ⅱ
[ D-4-d-02-4 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):4(60 + 120)
 対象学科:美表4年
 授業形態:講義 学期:通年 必・選:選択
 教職に関する科目
 横 山 美喜子

授業概要
美術科教育法Ⅰの学修をふまえ、教育実習に向けて実践力を高めることをねらいとする。指導案の作成においては、より具体的に、教材の分析や生徒の実態の把握、指導法の工夫を行い、現場に即した内容となるよう指導していく。模擬授業の展開にあたっては、グループの中で互いに授業を見合い意見を交換し合うことにより、授業の内容をより深めていけるよう指導する。美術指導における「指導と評価のあり方」や美術教育の意義やねらいについての自己の考えをしっかりと持つことができるようにしていきたい。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
⒈美術科における効果的指導力の向上を目指し学習指導要領についてその全体構造を理解,把握している。
 
⒉生徒の発達段階における思考力や学力等の実態を考慮した授業計画を立案できる。
 
⒊美術科の特性に応じた教材の選択や情報機器の活用法について理解し,自己の授業設計に活用していくことができる。
 
⒋美術科の指導理論の理解,把握の下に学習指導案を作成し、それに基づいた模擬授業の実践を充実させることができる。
 
⒌美術科における学習の評価について理解し,授業計画に取り入れて活用することができる。
 
⒍美術教育の持つ意義と目標を理解,把握し,そこから学校現場における実践感覚を育み,自己の指導力の向上に努めることができる。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 オリエンテーション。年間の楽手計画を知り、見通しをもつ。 配布されたレジュメによく目を通し,ファイリングを始める。
 
2 教育実習に向けて①(実習校の概要、美術科の年間指導計画を知り、中心授業の内容について考える。) 実習校訪問時のあいさつ等の練習をしておく。
 
3 教育実習に向けて②(実習日誌の記入を確認する。) 実習校でのオリエンテーションでの記録を踏まえて記入する。
 
4 教育実習に向けて③(学習指導案の書き方を確認する。〉 復習と確認を行う。
 
5 教育実習に向けて④(中心授業に関する指導案を作成する。〉 授業で使う資料や参考作品などの教材研究を進める。
 
6 教育実習に向けて⑤(中心授業に関する指導案を作成する。) 授業で使う資料や参考作品などの教材研究を進める。
 
7 教育実習に向けて⑤(中心授業に関する指導案を作成する。) 授業で使う資料や参考作品などの教材研究を進める。(実習校で指導を受けて完成させる。)
 
8 年間指導計画について①(基本的な考え方を理解する。) レジュメを熟読する。
 
9 年間指導計画について②(指導計画案の作成を進める。) レジュメを熟読する。
 
10 年間指導計画について③(指導計画案の作成を進める。) レジュメを熟読する。
 
11 年間指導計画について④(指導計画案を完成させる。) 完成させて提出する。
 
12 教育実習報告①(自己の報告書作成) 自己の報告書をまとめる。
 
13 教育実習報告②(自己の報告書作成) 自己の報告書をまとめる。
 
14 教員採用試験に向けて①(試験の概要と対策) 自己の模擬授業の準備や練習を行う。
 
15 教員採用試験に向けて②(教育実習時の指導案による模擬授業①) 自己の模擬授業の準備や練習を行う。
 
16 教員採用試験に向けて②(教育実習時の指導案による模擬授業②) 模擬授業から学んだことをまとめておく。
 
17 教育実習報告③(講評とまとめ) 教育実習の反省とまとめをし,報告書を提出できるよう準備する。
 
18 美術の授業の特色(授業づくりの基本的留意点) レジュメを熟読しておく。
 
19 美術教育の評価と指導①(学びと評価) レジュメを熟読しておく。
 
20 美術教育の評価と指導②(絶対評価と指導の実際) レジュメを熟読しておく。
 
21 学習指導案の作成について レジュメを熟読し,題材について考えておく。
 
22 題材分析と評価をふまえた指導計画 題材の分析表を完成させ次回提出。
 
23 学習指導案の作成①(新しい観点のもの:例 ICTの活用、造形遊び、共同制作など) 授業で使用する資料や参考作品の準備を始める。
 
24 学習指導案の作成② 授業で使用する資料の調達,自作参考作品の準備を進める。
 
25 学習指導案の作成③ 指導案を完成させる。
 
26 模擬授業発表① 自己の模擬授業の準備や練習を行う。
 
27 模擬授業発表② 自己の模擬授業の準備や練習。
 
28 模擬授業発表③ 自己の模擬授業の準備や練習。
 
29 模擬授業発表④ 自他の模擬授業から学んだことを振り返り,美術科の指導の基本やポイントについてまとめておく。
 
30 模擬授業の講評,美術科指導理論のまとめ 配布された全レジュメのファイリングを確認。
 

履修上の注意
・講義時に適宜配布するレジュメを順次ファイリングしていき,受講の際は必ず持参すること。
・自主的,意欲的に受講し,講義中は進んでメモを取るなど自己の学修の積み重ねに努め,提出物は期限厳守で提出すること。

成績評価方法・基準
レポート・提出物(学習指導案,年間計画,題材分析 他)(50%), 模擬授業 (30%),受講態度 (20%)(積極的な態度)
・提出されたレポート等は,後日添削して返却する。
・模擬授業演習は,授業でのフィードバックと紙面による講評および意欲づけ(個々に)を行う。

教科書
〔中学校学習指導要領解説 美術編〕〔平成29年度告示 文科省〕〔115円〕
〔高等学校学習指導要領解説 芸術編〕〔平成30年度告示 文科省〕〔495円〕
 *上記2点は3年次に購入のものを継続使用
 *その他、授業毎に適宜,テキストに代わるプリント(レジュメ)を配布する。

参考書
〔中学校美術科教科書〕〔日文出版〕〔1,000円前後〕,〔中学校美術資料集〕〔秀学社編〕〔790円程度〕
 *3年次に購入のものを継続使用

備 考
質問については,授業終了時に受付けます。

 
Copyright © Mishima Gakuen All Rights Reserved.