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シラバス(公開版)

2022年度 

 
  プロダクトデザインⅣ
[ D-3-d-12-4-3 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(60 + 30)
 対象学科:美表3年
 授業形態:実技 学期:後期 必・選:選択
 美術表現学科専攻科目
 落 合 里 麻

授業概要
 プロダクトデザインのプロセスに則り、発想力・企画力・表現力・プレゼンテーション力などの実践的な能力を身につけさせる。本授業では、課題作品制作とCADの2つを行う。課題作品制作では、学生自身でテーマを設定し、暮らしを快適にするための製品デザインを考察させる。CADでは、授業担当者の実務経験を基に指導する。多くの製品は図面を基に作られ、CADは設計、作図に欠かせないツールである。形状や構造をCAD図面で的確に伝える能力を身につけさせ、デザイン、設計、製造分野等の就職に活かせるよう指導する。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
様々な立場の人や空間、場面等を意識し、精度の高いデザインができる
 
形、機能、制作意図を的確に伝えることができる
 
CADの操作方法を習得し、家具の図面を描くことができる
 
産業におけるCADの役割や有効な使い方を理解し、実践できる
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ガイダンス、CADの概要と歴史 ノートパソコンにCADをインストールする
 
2 CADの基本操作(図形を描く) 様々な図形を描いて練習する
 
3 CADの操作(移動、複写、回転、寸法記入等) 各種機能の使い方を覚える
 
4 CADの操作(縮尺と用紙の設定方法) 設定を確認し、図面を印刷する
 
5 CADの操作(モデル空間とペーパー空間) 空間の使い分けについて復習する
 
6 課題作品制作 内容説明、意見交換、テーマを設定する テーマとそれに伴う問題点を考える
 
7 リサーチ、アイディアスケッチ リサーチの結果をまとめる
 
8 デザイン、構造を検討する デザインを複数描き出す
 
9 紙で模型を制作する 模型を完成させる
 
10 デザインを決定する 細かい部分の納まりを検討する
 
11 材料を選定し、構造、加工方法を検討する 加工方法を確定し、材料を購入する
 
12 制作(部材を作る) 加工の手順を確認する
 
13 制作(部材の組み立て、塗装、仕上げ) 細部を調整し、完成度を上げる
 
14 PowerPointを使ってプレゼン用のデータを作成する データを完成させ、プレゼンを練習する
 
15 プレゼンテーション、意見交換、講評 プレゼンと意見交換から学んだ内容をまとめる
 

履修上の注意
・材料や道具類を各自で購入する必要がある。その点を考慮して履修すること。
・授業外の時間を使って制作を進めること。
・プロダクトデザインⅠ・Ⅱ・Ⅲを履修していること。

成績評価方法・基準
課題70%、授業態度(材料、道具の準備、整頓、清掃等を含む)30%で評価する。
授業内、講評会にてフィードバックを行う。

教科書
特に定めない。

参考書
〔デザインを学び始めた人のためのデザイン製図〕〔青木英明 他〕〔(株)ボーンデジタル〕〔2,500円+税〕
〔プロダクトデザインの基礎 スマートな生活を実現する71の知識〕〔JIDA「プロダクトデザインの基礎」編集委員会〕〔ワークスコーポレーション〕〔2,400円+税〕

備 考
質問等については、授業内あるいはオフィスアワーに受け付ける。

 
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