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シラバス(公開版)

2022年度 

 
  プロダクトデザインⅠ
[ D-3-d-09-2-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(60 + 30)
 対象学科:美表2年
 授業形態:実技 学期:前期 必・選:選択
 美術表現学科専攻科目
 落 合 里 麻

授業概要
 プロダクトデザインの基礎となる知識・技法を学び、基礎的な表現力と発想力を身につけさせる。様々な分野における工業製品の事例(文房具、生活雑貨、家電、家具、インテリア等)を参考にしながら、デザインへの理解を促すとともに、その概念を把握できるよう指導する。〈課題1~2〉ではスケッチと三面図の作図によって、物の構造を把握し、アイディアを外在化させるために必要な技術を習得させる。〈課題3〉ではアクリル板を使ってモビールを制作する。素材の種類と加工方法について学び、イメージを形状化できるよう指導する。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
物の形状を短時間で的確に描くことができる。
 
工業製品のデザインと構造を理解し、相手に伝えることができる。
 
素材の種類と加工方法について理解できる。
 
素材の特性を造形表現として活用できる。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ガイダンス、プロダクトデザインの事例について プロダクトデザインの事例について調べる
 
2 〈課題1〉内容説明、工業製品を短時間でスケッチする 描きたい工業製品を選び、準備する
 
3   〃  プレゼンボード制作、プレゼンテーション、講評 スケッチを練習する
 
4 〈課題2〉内容説明、工業製品を観察し、特徴をまとめる 比較する工業製品を決定し、準備する
 
5   〃  工業製品を計測し、三面図を作図する デザインの比較を進める
 
6   〃  デザインを比較し、内容をまとめる 製図の参考図書を使って製図法を勉強する
 
7   〃  プレゼンボード制作 プレゼンボードのレイアウトを検討する
 
8   〃  プレゼンテーション、講評 プレゼンボードを完成させる
 
9 〈課題3〉内容説明、アイディアスケッチ、模型を制作する 模型を完成させ、デザインを確定する
 
10   〃  材料の種類、全体の構造を検討する 材料を選び、購入する
 
11   〃  制作(アクリル板を糸鋸で切り取る) 切り取り作業を完了させる
 
12   〃  制作(サンダーで形を整える) 形を整え、各部材の重さとバランスを確認する
 
13   〃  制作(アクリル板の縁を研磨する) 研磨剤を使って磨き上げる
 
14   〃  制作(ワイヤーに取り付ける) バランスを微調整し、完成度を上げる
 
15   〃  プレゼンテーション、講評 他学生のプレゼンから学んだ内容をまとめる
 

履修上の注意
・材料、道具類、比較に使用する工業製品を各自で購入する必要がある。その点を考慮して履修すること。
・授業外の時間を使って制作を進めること。
・デザイン基礎Ⅱを履修していること。

成績評価方法・基準
課題70%、授業態度(材料、道具の準備、整頓、清掃等を含む)30%で評価する。
授業内、講評会にてフィードバックを行う。

教科書
特に定めない。

参考書
〔デザインを学び始めた人のためのデザイン製図〕〔青木英明 他〕〔(株)ボーンデジタル〕〔2,500円+税〕
〔プロダクトデザインの基礎 スマートな生活を実現する71の知識〕〔JIDA「プロダクトデザインの基礎」編集委員会〕〔ワークスコーポレーション〕〔2,400+税〕

備 考
質問等については、授業内あるいはオフィスアワーに受け付ける。

 
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