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シラバス(公開版)

2022年度 

 
  グラスアートⅢ
[ D-3-c-15-3-3 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(60 + 30)
 対象学科:美表3年
 授業形態:実技 学期:前期 必・選:選択
 美術表現学科専攻科目
 山 口 綾 子

授業概要
ガラス工芸の“バーナーワーク”という分野からトンボ玉を中心にガラスの制作を指導する。主に、軟質ガラス(佐竹ガラス)とエアバーナーを使用する。基本技法を元に、文様・技法の応用と難易度を上げた技法を紹介しつつ、作品の質を高められるように指導する。ガラス以外の素材の合わせ方も学び、配色・図案(デザイン)を考察し、各自技法の研鑽と活用を促す。ひとつの作品完成にあたり、制作時間が長くなるため、集中力と計画性を身につけ、作品の完成を目指す。ガラス制作に携わってきた経験から、ガラス素材の魅力を感じる授業を行う。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・ガラスと炎の関係性を理解し、ガラスの溶解をコントロールできる。
 
・素材の扱い方の工夫により、技法の習熟度を高めることができる。
 
・広い視野でデザインを考えられるものづくりができるようになる。 3,5
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ガイダンス 授業内容の説明/課題の説明 配布プリントを熟読すること。

 
2 異素材の加飾① バブルパウダー(泡玉) 第2回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
3 異素材の加飾② ラスターパウダー(ラスター玉) 第3回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
4 異素材の加飾③ 金練り(ゴールドバンド) 第4回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
5 リボンレース 工程① リボンのレース棒作る 第5回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
6 リボンレース 工程② ひだ玉 第6回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
7 パーツ  星のパーツ玉 第7回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
8 組パーツ 工程① 花びらパーツをつくる 第8回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
9 組パーツ 工程② 花パーツ玉をつくる 自由制作のために、デザイン案を収集する。
 
10 立体パーツ きのこ入りペンダントトップ 事前に収集した中からデザイン画を作成する。
 
11 自由制作 ①デザイン決定 (試作) 第11回の制作内容をまとめ、技法の考察を随時行う。
 
12 自由制作 ②練習 (試作) 第12回の制作内容をまとめ、技法の考察を随時行う。
 
13 自由制作 ③練習 (ディスプレイを考える) 第13回の制作内容をまとめ、技法の考察を随時行う。
 
14 自由制作 ④完成 (プレゼンテーションを考える) 第14回の制作内容をまとめ、技法の考察を随時行う。
 
15 自由制作 ⑤仕上げ/講評 授業内容まとめ
 

履修上の注意
・受講対象:工芸基礎Ⅱ(グラスアート)、グラスアートⅠまたはグラスアートⅡの単位取得者。
 未経験者の受講不可。
・習熟度に応じて応用技法も追加する。
・ガラス棒の保管に留意すること(混ぜない/種類の把握)。

成績評価方法・基準
・課題達成(30%)
・作品の完成度(30%)
・制作への取組 (40%)
・作品は、講評会でフィードバックし、当日返却します。

教科書
事前にプリントなどを配布する。

参考書
〔トンボ玉〕〔小暮紀一〕〔ほるぷ出版〕〔2,808円〕

備 考
・材料費(消耗品用)の自己負担があります。
・材料費の他、授業で使用するガラス棒は、自己負担になります。ガイダンスで購入方法を案内します。
・受講人数などの事情により、授業計画等を変更することがあります。
・質問等については、授業終了時またはオフィスアワーに受付けます。

 
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