大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ

シラバス(公開版)

2022年度 

 
  グラスアートⅡ
[ D-3-c-14-2-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(60 + 30)
 対象学科:美表2年
 授業形態:実技 学期:後期 必・選:選択
 美術表現学科専攻科目
 山 口 綾 子

授業概要
ガラス工芸の“バーナーワーク”という分野から“トンボ玉”制作を指導する。基本技法の中でも上位の技術を必要とするレースやパーツ(ムリーニ)を制作し、密度の高い表現が可能になる。また、初級・中級の基本技法も組み入れ、トンボ玉の模様の多様性、デザインの幅が広がるよう指導する。ひとつの作品完成にあたり、制作時間が長くなるため、集中力と計画性を身につけ、作品の完成を目指す。ガラス制作に携わってきた経験から、ガラス素材の魅力を感じる授業を行う。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・ガラスと炎の関係性を身に付け、ガラスの溶解をコントロールできる。
 
・基礎を理解し反復練習により技術を身につけられるようになる。
 
・模様の多様性を理解し表現できるようになる。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ガイダンス(授業概要説明/各種諸注意/座学など) 配布プリントを熟読すること。
 
2 基本技法の復習 糸巻玉(細引き応用+スキ掛け) 第2回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
3 基本技法5レース ①レース棒を引く(クロスタイプ) 第3回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
4 基本技法5レース ②レース棒を巻く(レース玉①) 第4回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
5 基本技法5レース ③レース棒を引く(リボンタイプ) 第5回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
6 基本技法5レース ④レース棒を巻く(レース玉②) 第6回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
7 基本技法6パーツ ①渦巻文様玉(レース棒を利用) 第7回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
8 基本技法6パーツ ②小菊文様のパーツをつくる 第8回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
9 基本技法6パーツ ③小菊玉をつくる 第9回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
10 基本技法6パーツ ④アサガオのパーツをつくる 自由制作のために、デザイン案を収集する。
 
11 基本技法6パーツ ⑤アサガオ玉をつくる 事前に収集した中からデザイン画を作成する。
 
12 自由制作 ①デザイン決定 第12回の制作内容をまとめ、技法の考察を随時行う。
 
13 自由制作 ②試作・練習 (テストピース作成) 第13回の制作内容をまとめ、技法の考察を随時行う。
 
14 自由制作 ③完成 第14回の制作内容をまとめ、技法の考察を随時行う。
 
15 自由制作 ④仕上げ/講評 授業内容まとめ
 

履修上の注意
・受講対象:工芸基礎Ⅱ(グラスアート)/グラスアートⅠの単位取得者。未経験者の受講不可。
・安全のため、服装や髪型(結ぶ)など講師の指示に従うこと。
・ガラス棒の保管に留意すること(混ぜない/種類の把握)。

成績評価方法・基準
・課題達成(30%)
・作品の完成度(30%)
・制作への取組 (40%)
・作品は、講評会でフィードバックし、当日返却します。

教科書
事前にプリントなどを配布する。

参考書
〔トンボ玉〕〔小暮紀一〕〔ほるぷ出版〕〔2,808円〕

備 考
・材料費(消耗品用)の自己負担があります。
・材料費の他、授業で使用するガラス棒は、自己負担になります。ガイダンスで購入方法を案内します。
・受講人数などの事情により、授業計画等を変更することがあります。
・質問等については、授業終了時またはオフィスアワーに受付けます。

 
Copyright © Mishima Gakuen All Rights Reserved.