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シラバス(公開版)

2022年度 

 
  グラスアートⅠ
[ D-3-c-13-2-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(60 + 30)
 対象学科:美表2年
 授業形態:実技 学期:前期 必・選:選択
 美術表現学科専攻科目
 山 口 綾 子

授業概要
ガラス工芸の“バーナーワーク”という分野から“トンボ玉”制作を指導する。軟質ガラスの佐竹ガラスとエアバーナーを使用する。工芸基礎で修得した基礎知識と基礎技術を元に、基本技法から中級技法の修得を目指す。ホットワークで重要な「予熱」「徐冷」「歪み(ひずみ)」についての理解を深める。より素材のコントロールと道具の適切な扱い方を学び、玉の成形と模様の定着を目指し、作品の完成度を高める。ガラス制作に携わってきた経験から、ガラス素材の魅力を感じる授業を行う。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・安全なバーナーの取り扱いができるようになる。
 
・ガラスと炎の特性を知ることができる。
 
・基礎を理解し反復練習により技術を身につけられるようになる。
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ガイダンス(授業概要説明/各種諸注意/座学など) 配布プリントを熟読すること。
 
2 基本技法の復習 1点打ち技法/2線文様 デモの注意事項や用語などをまとめる。
 
3 基本技法3 ひっかき技法① (リーフ) 第3回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
4 基本技法3 ひっかき技法② (ハート) 第4回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
5 基本技法3 ひっかき技法③ (ジグザク文様) 第5回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
6 基本技法3 ひっかき技法④ (ゴールドバンド模様) 第6回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
7 基本技法4 スキ掛け技法① (水中水玉) 第7回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
8 基本技法4 スキ掛け技法② (水中花) 第8回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
9 基本技法4 スキ掛け技法③ (ウロコ玉) 第9回の制作手順をまとめ、技法の考察を行う。
 
10 基本技法4 スキ掛け技法④ (泡玉) 自由制作のために、デザイン案を収集する。
 
11 基本技法複合 ひっかき+スキ掛け(羽文様玉+薄掛け) 事前に収集した中からデザイン画を作成する。
 
12 自由制作「ひっかき技法・スキ掛け技法のトンボ玉制作」
     ①デザイン決定/試作
第12回の制作内容をまとめ、技法の考察を随時行う。
 
13 自由制作 ②練習 第13回の制作内容をまとめ、技法の考察を随時行う。
 
14 自由制作 ③完成 第14回の制作内容をまとめ、技法の考察を随時行う。
 
15 自由制作 ④仕上げ/講評 授業内容まとめ
 

履修上の注意
・受講対象:工芸基礎Ⅱ(グラスアート)単位取得者。未経験者の受講不可。
・直接炎を扱い、素材のガラスが熱くなります。
 火傷の危険があるので、安全のため、服装や髪型(結ぶ)など講師の指示に従うこと。
・ガラス棒の保管に留意すること(混ぜない/種類の把握)。

成績評価方法・基準
・制作への取組/理解度(50%)
・講評会出席/作品提出/課題達成/作品完成度(50%)
・作品は、講評会でフィードバックし、当日返却します。

教科書
事前にプリントなどを配布する。

参考書
〔トンボ玉〕〔小暮紀一〕〔ほるぷ出版〕〔2,808円〕

備 考
・材料費(消耗品用)の自己負担があります。
・材料費の他、授業で使用するガラス棒は、自己負担になります。ガイダンスで購入方法を案内します。
・受講人数などの事情により、授業計画等を変更することがあります。
・質問等については、授業終了時またはオフィスアワーに受付けます。

 
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