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シラバス(公開版)

2022年度 

 
  工芸基礎Ⅱ
[ D-3-a-06-1-1 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(60 + 30)
 対象学科:美表1年
 授業形態:実技 学期:後期 必・選:選択
 美術表現学科専攻科目
 佐々木 輝 子

授業概要
 染織技法の基礎となる「染め」「織り」について実習を行う。織計画に基づく組織図の記入方法及び浸染による糸染めについて指導を行い、色糸効果では平織の色糸配列によるパターンの可能性に関する研究を行う。染め実習では染色器具・染料・助剤等の役割、織り実習では三原組織と織機の構造を理解し、染織分野における基礎的な工程を把握する。織設計では図案に基づき素材を選択、浸染実習による糸染めを行う。卓上機を用いた制作工程を通して、織機の構造を理解しながら、設計したデザイン案に沿って織り作品を制作できるよう指導する。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
染織実習を学習する上で必要な基礎知識を身につける。 1,2
 
織物の基礎である平織の技術を身につける。 1,2
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ガイダンス 染織の基礎知識について 染色に関する資料収集・制作ノート作成
 
2 織り実習:色糸効果 平織りの組織図と色糸配列について 織物に関する資料調査・制作ノートのまとめ
 
3 織り実習:織計画 デザイン 図案に関する研究調査・制作ノートのまとめ
 
4 織り実習:糸量の計算 素材に関する研究・制作ノートのまとめ
 
5 浸染実習:糸の綛分け 浸染実習準備・制作ノートのまとめ
 
6 浸染実習:精練 浸染実習準備・制作ノートのまとめ
 
7 浸染実習:浸染 1色目 染色実習準備・制作ノートのまとめ
 
8 浸染実習:浸染 2色目 染色実習準備・制作ノートのまとめ
 
9 浸染実習:糸巻き 色見本帳制作 見本帳作成準備・制作ノートのまとめ
 
10 織り実習:整経 織機に関する調査・制作ノートのまとめ
 
11 織り実習:機上げ(卓上機) 織実習準備・制作ノートのまとめ
 
12 織り実習:織り作業①(下部) 織実習準備・制作ノートのまとめ
 
13 織り実習:織り作業②(上部) 織実習準備・制作ノートのまとめ
 
14 織り実習:仕上げ 講評会用備品準備・制作ノートのまとめ
 
15 講評会 講評会準備・制作ノートを完成させる
 

履修上の注意
染料・助剤等の化学薬品使用時は、作業内容に応じて仕事着、防護メガネを着用のこと。
実習費として実費(3,000円程度)を徴収する。

成績評価方法・基準
提出課題(80%)、授業態度(20%)で評価します。
作品課題については、授業中にフィードバックします。

教科書
授業前にプリントを配布する。

参考書
図解染織技術事典 / 田中清香 土肥悦子 / 理工学社

備 考
受講人数等の事情により、シラバスの修正(授業計画等)が生じる場合あります。
質問などについては、授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)に受け付けます。

 
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