シラバス

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シラバス（公開版）

2022年度　

家庭電気・機械

[ A-3-f-12-1-3 ]

単位（総授業時間数＋自習時間）：2（30 + 60）

対象学科：服専３年

授業形態：講義　学期：前期　必・選：選択

服飾文化専攻科目

佐　野　正　則

授業概要

日常生活では多種多様な家庭電気機器が利用されている。そして、これらの機械的しくみ及び電気回路、制御方法などを理解し、合理的、創造的な生活態度を身につけることが現代人にとって不可欠となっている。本講義では家庭電気・機械の理解に必要な機械工学（機械の動くしくみであるリンク機構やカム機構、また代表的な機械要素であるねじや歯車など）と電気工学（電気回路や電子回路、制御回路など）の基礎的事項を学ぶとともに、身の回りの家庭電気・機械の保守点検等についても解説・実習を行う。

授業の到達目標

学位授与の方針との関連

・機械工学の基礎知識を身につける。

１，２

・電気工学の基礎知識を身につける。

１，２

・家庭電気機器の簡単な保守・点検ができる。

１，２

授業計画

回

内容

自習（事前・事後学習の内容）

私たちの生活とエネルギー変換

エネルギーの利用，エネルギー資源について

電気エネルギーの利用

送電・配電の仕組み，電池の種類と安全な使い方

電気回路の基礎：回路図の見方，かき方

電気回路図，図記号について

家庭電気機器のしくみ

熱・光・動力へ変換する電気機器のしくみと利用例

電気機器の安全な利用，事故防止

電気機器の定格，事故防止のための安全点検

電気機器の保守点検

テスターの使い方，簡単な修理実習

電子部品を組み合わせた回路製作

LEDやトランジスタを活用した電気回路の作製

動力伝達のしくみ：歯車，ベルト，チェーン

動力伝達の種類，トルク，ギア比について

運動を変化させるしくみ：リンク機構，カム機構

生活の中で用いられるリンク機構，カム機構

機械部品：共通部品の規格，工具の種類

ねじやばねなどの共通部品と工具の使い方

身近な機械の保守点検

自転車等の身近な機械の保守点検のしかた

簡単な動くおもちゃの製作

リンク機構，カム機構を活用したおもちゃ作り

社会・環境とのかかわり

これからのエネルギー変換に関する技術と環境

まとめ

全体的な復習

試験

履修上の注意

毎回，小テストを実施します。

成績評価方法・基準

期末試験（60％），小テスト（20％），事前・事後学習を含む授業姿勢（20％）
提出された課題は，後日添削して返却します。
実習は，ルーブリックを授業中に配布するので，学習目標として参照してください。

教科書

授業時にプリントを配布します。

参考書

〔技術・家庭〕〔技術分野〕〔開隆堂〕〔価格〕

備　考

質問等は授業終了時オフィスアワーで受け付けます。