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シラバス(公開版)

2022年度 

 
  被服材料学実験
[ A-3-d-04-2-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):1(45 + 30)
 対象学科:服専2年
 授業形態:実験 学期:前期 必・選:必修
 服飾文化専攻科目
 井 上 美 紀

授業概要
 被服材料学で学んだ知識について、実験を通してさらに理解を深められるように、織物・編物の構造分析、被服材料の性能に関わる消費性能試験を主に教授する。織物の基本構造と分析では、織布の作成方法と様々な織物への展開方法を教授する。布の消費性能試験では、各種強度、風合い、快適性に関わる実験の測定方法について教授し、さらに試験結果のまとめ方、分析方法、評価についても教授する。実験は全てグループワーク(以下GW)とする。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
被服材料に関する高度な知識・技術を身につける。
 
実験を通じ、論理的思考力や倫理観等を身につける。 5,7
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 はじめに:概要、グループ構成 織物・編物の基本構造と展開 GW 織物と編物の基本組織を見直す。
 
2 織機と編機での布の作製 GW プリントに目を通す。テキストで次時実験項目に目を通す。レポートと布を完成させる。
 
3 試料緒元 GW レポートを完成させる。プリントに目を通す。テキストで次時実験項目に目を通す。
 
4 消費性能試験① 進め方、吸水性 GW レポートを作成しプリントに目を通す。テキストで次時実験項目に目を通す。
 
5 消費性能試験② 通気性、保温性 GW レポートを作成しプリントに目を通す。テキストで次時実験項目に目を通す。
 
6 消費性能試験③ 引張強伸度 GW レポートを作成しプリントに目を通す。テキストで次時実験項目に目を通す。
 
7 消費性能試験④ 摩耗・破裂強度 GW レポートを作成しプリントに目を通す。テキストで次時実験項目に目を通す。
 
8 消費性能試験⑤ 剪断特性・曲げ剛性 GW レポートを作成しプリントに目を通す。テキストで次時実験項目に目を通す。
 
9 消費性能試験⑥ 防しわ性、剛軟性1 GW レポートを作成しプリントに目を通す。テキストで次時実験項目に目を通す。
 
10 消費性能試験⑦ 剛軟性2、ドレープ性 GW レポートを作成しプリントに目を通す。テキストで次時実験項目に目を通す。
 
11 消費性能試験⑧ 熱的性能 GW、性能試験のまとめ レポートを作成しプリントに目を通す。これまでの実験を振り返る。
 
12 消費性能と造形性① 試料作成、測定 GW プリントに目を通す。
 
13 消費性能と造形性② 試料作成と測定の続き GW プリントに目を通す。
 
14 消費性能と造形性③ 解析 GW レポートを作成する。
 
15 おわりに:本実験のまとめ、レポート校正 全範囲とレポートの校正箇所を振り返る。
 

履修上の注意
 安全に配慮し薬品や火気に注意を怠らない。白衣着用・髪を束ねて臨むこと。
 電卓(携帯電話不可)と定規を持参する。レポートは、指定の実験ノートとファイルを使用する。

成績評価方法・基準
 実験が終了する毎に提出するレポートを適切にまとめ、考察することに対し50%
 事前準備をしてグループで協力しながら実験結果を出すことに対し50%
 ルーブリック評価は第1回の授業で説明する。レポートは後日添削して返却する。

教科書
 繊維製品の基礎知識シリーズ第1部 日本衣料管理協会 入学時購入済

参考書
 授業時にプリントを配布する。

備 考
実験作業状況等の都合により、授業計画の順番等を変更することがある。
消費性能試験①-⑧、消費性能と造形性①-③は、機器の台数の関係で、班ごとに授業順番が変わるので、進捗を各グループで確認して実験に臨むこと。
質問は、授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)で受け付ける。
評価と実験の進め方は1回目の授業で説明する。レポートが未提出の際には、評価の対象としない。
※一部実験に変えて研修を実施する場合もある。(費用各自負担)

 
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