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シラバス(公開版)

2022年度 

 
  被服繊維学
[ A-3-d-01-1-1 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60)
 対象学科:服専1年
 授業形態:講義 学期:前期 必・選:必修
 服飾文化専攻科目
 菅 野 修 一

授業概要
 被服繊維の観点から高分子化学について講述する。繊維の性質や製造法について理解を深めることをとおして、高分子化学に関する学問体系全体の概念に接することを重視するが、より具体的には、繊維の分子構造に由来する繊維特性について詳しく解説する。一方、原始時代から今日に至るまでの繊維の歴史が、科学技術発展の歴史と明確にリンクしていることをの理解を深めることで、日常なにげなく当たり前に使用している被服の奥深さを認識させ、そのベースとなっている学問の幅の広さについても繰り返し説明する。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
高分子の概念の理解。 1,2,3,5,9
 
繊維の体系的な理解。 1,2,3,5,9
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 高分子とは何か:高分子の特徴と分子量 教科書指定ページの熟読。
 
2 高分子とは何か:環境と高分子 教科書指定ページの熟読。
 
3 高分子鎖のかたち:コンホメーションとコンフィグレーション 教科書指定ページの熟読。
 
4 繊維としての高分子化合物 教科書指定ページの熟読。
 
5 天然繊維:植物繊維(種子毛繊維) 講義ノートの総まとめ(1回目)。
 
6 天然繊維:植物繊維(靭皮繊維と葉脈繊維) 教科書指定ページの熟読。
 
7 天然繊維:動物繊維(繭繊維) 教科書指定ページの熟読。
 
8 天然繊維:動物繊維(獣毛繊維) 教科書指定ページの熟読。
 
9 化学繊維:再生繊維・半合成繊維 教科書指定ページの熟読。
 
10 化学繊維:合成繊維 講義ノートの総まとめ(2回目)。
 
11 化学繊維:最新の合成繊維 教科書指定ページの熟読。
 
12 高分子の合成: 付加重合 教科書指定ページの熟読。
 
13 高分子の合成: 重縮合 課題を指定。
 
14 高分子の合成反応速度論 教科書指定ページの熟読。
 
15 機能性ポリマー:様々な最新のポリマー 講義ノートの総まとめ(3回目)。
 

履修上の注意
理解をより深めるため、有機化学Ⅰ・Ⅱ及び化学Ⅰ・Ⅱの受講が望ましい。

成績評価方法・基準
小テスト30%、レポート30%、課題プレゼンテーション40%を基準として総合的に評価する。レポートについてはフィードバックを行う。小テストは直後に答え合わせをする。

教科書
[繊維製品の基礎知識シリーズ第1部] [日本衣料管理協会刊行委員会] [日本衣料管理協会] [1800円]

参考書
必要なプリント配布

備 考
質問に関してオフィスアワーはもちろん、授業終了後に申し出てもらうことで時間を調整し常時受けつける。

 
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