大学シラバスの手引き(PDF) 短大シラバスの手引き(PDF) シラバス トップページへ 本 学 ホームページへ

シラバス(公開版)

2022年度 

 
  被服造形実習Ⅲ
[ A-3-c-07-4-3 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(90 + 60)
 対象学科:服専3年
 授業形態:実習 学期:通年 必・選:選択
 服飾文化専攻科目
 菊 地 紗 代

授業概要
これまで被服造形実習Ⅰ・Ⅱなどを履修して習得してきた知識や縫製技術をさらに向上させ,応用発展させることを目的とする。課題として,ウール地を用いた基本的な総裏付きジャケットを製作する。ジャケットの製図は,衿や見返し・裏地の展開についても取り組み,工業用(縫い代付き)パターンとする。表地・裏地・副資材の取り扱い,アイロンによるくせとり方法,二枚袖の縫製,各種ポケットの縫製方法などを教授し,より専門的な技術の習得を目指させる。オーダー・お直し,服飾教育現場に携わった講師が指導する。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
・ジャケットの製図,パターン展開ができる。 3,5
 
・高度で専門的な縫製知識・技術を身につける。 3,5,7
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 ジャケットについて,採寸, 製図:①身頃 製図の復習をしておく。製図の提出。制作ノート作成。
 
2                  ②衿,袖 製図を完成させ,提出する。制作ノート作成。
 
3 パターン:パーツ別に写す,カット/シーチング準備 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
4 シーチング:裁断,印付け 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
5       仮縫い 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
6       試着 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
7       補正 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
8 製図:見返し・衿パターン展開 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
9    裏地・芯地用パターン展開,縫い代付け/用布の見積もり 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。材料の準備。
 
10 表地:地直し,裁断 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
11 芯:裁断・接着、印付け 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
12 裏地:裁断,印つけ,縫製工程確認 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
13 部分縫い①パッチポケット 部分縫いを完成させる。制作ノート作成。
 
14     ②箱ポケット 部分縫いを完成させる。制作ノート作成。
 
15     ③フラップポケット 部分縫いを完成させる。制作ノート作成。ここまでのまとめ。
 
16 本縫い①表地:テープ貼り,くせとり,ダーツ,脇 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
17    ②ポケット裁断 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
18    ③ポケット付け 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
19    ④表地:背・後ろ脇・肩 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
20    ⑤裏地:ダーツ・脇・背・見返し・肩 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
21    ⑥衿付け 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
22    ⑦見返し返し・衿中綴じ 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
23    ⑧袖作り 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
24    ⑨袖付け(表地) 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
25    ⑩袖付け(裏地) 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
26    ⑪パット付け,脇中綴じ 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
27    ⑫裾 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
28    ⑬ボタンホール,ボタン付け 指定箇所まで作業を終わらせる。制作ノート作成。
 
29    ⑭仕上げ,提出 課題・制作ノートを完成させ,提出する。
 
30 試着,発表 全行程を振り返る。
 

履修上の注意
被服実習Ⅰ・Ⅱを履修していることが望ましい。第一回目の授業時に自分の原型を持参する事。遅刻・欠席をしないこと。進度に遅れが出た場合は、必ず次回までに終わらせておくこと。材料費は各自負担。

成績評価方法・基準
提出物60%、受講状況(作業状況、制作ノート)を40%として評価する。課題については、授業中にフィードバック、又は後日添削して返却する。

教科書
〔文化ファッション大系 改訂版・服飾造形講座④ ジャケット・ベスト〕〔文化出版局〕〔1,870円〕

参考書
〔アパレル設計実習 アパレル生産実習〕〔日本衣料管理協会〕〔2,750円〕
〔誌上・パターン塾 Vol.1トップ編〕〔文化出版局〕〔1,667円〕

備 考
受講生の進度によりシラバス内容が前後することがある。ルーブリック評価については第一回目の授業で説明する。課題が未提出、実施されない場合には評価の対象としないことがある。質問等については,授業時間内または授業終了後に受け付ける。質問等は授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)で受け付ける。

 
Copyright © Mishima Gakuen All Rights Reserved.