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シラバス(公開版)

2022年度 

 
  地域栄養活動演習Ⅰ
[ B-3-h-03-2-4 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):1(30 + 15)
 対象学科:健専4年
 授業形態:演習 学期:前期 必・選:選択/管栄(必)
 健康栄養学専攻科目
 栗 山 孝 雄

授業概要
本演習では、「公衆栄養学」や「公衆衛生学」等で学習した人間の生活圏である地域、市町村、都道府県のレベルを中心に、そこで展開される「地域栄養活動」に関して、以下の点を扱う。
【1】地域における健康面や栄養面、食生活に関する事例や課題より、現状や問題点を把握する。その上で、対策や関連する政策などについて、食生活や栄養摂取、栄養改善の視点から検討する。
【2】「地域栄養活動」に関連する時事問題について解説する。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
地域が抱える健康・栄養に関する課題の対処方法、解決方法を身につける。
2,3,4,5,6,7,9
 
地域栄養活動を行う際に必要な知識や技術を身につける。
2,3,4,5,6,7,9
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 地域社会における健康・栄養に関する現状と問題点の把握 教科書p.66~76 健康日本21(第二次)を復習しておく。授業を通じて、日本の健康・栄養に関する現状と問題点について復習、確認する。
 
2 地域栄養活動に関連する公的情報の特徴 教科書p.120~121 公的情報の種類、内容を確認する。
 
3 地域の栄養問題への対応①:課題の提示、情報検索 課題のポイントとなる点を検討する。
 
4 地域の栄養問題への対応②:地域栄養活動を担う栄養士・管理栄養士の役割 前回の内容を見直し、栄養士・管理栄養士がかかわることのできる点を確認する。
 
5 地域の栄養問題への対応③:発表、まとめ 発表を通じて取り組んだ内容の見直し、改善点をの検討を行う。
 
6 地域栄養活動に必要な社会的資源について

教科書p.126 地域社会資源について復習しておく。授業で扱った事例より、社会資源の活用について理解を深める。
 
7 地域栄養活動に必要なマンパワーについて 教科書p.127~128 プログラムに関連する関係者・機関の役割について復習する。授業で扱った事例より、各種マンパワーの役割、栄養士や管理栄養士との関わりについて学習する。
 
8 公衆栄養・公衆衛生関係の時事問題①:SDGsの17のゴールについて

教科書p.84~85でSDGsの17のゴールが扱う内容を復習しておく。授業を通じて、SDGsの事例と17のゴールとの関係、今後の課題等について考える。
 
9 公衆栄養・公衆衛生関係の時事問題②:SDGsの169のターゲットについて
前回の内容を復習しておく。授業を通じて、SDGsの事例と169のターゲットとの関係、今後の課題等について検討する。
 
10 公衆栄養・公衆衛生関係の時事問題③:災害関係 教科書p.139~142を復習しておく。授業を通じて、災害発生時の課題、対策について考える。
 
11 公衆栄養・公衆衛生関係の時事問題④:まとめ

時事問題①~③の事例より、栄養士・管理栄養士が関わる点について検討する。そのうえで、今後の課題、対応すべき点などを考える。
 
12 地域栄養活動の展開事例 教科書「第6章」を読み、公衆栄養プログラムの展開について確認する。授業での事例を通じて、地域栄養活動の展開方法について理解を深める。
 
13 ポピュレーションアプローチの事例紹介①:栄養行政の活動

保健所や市町村の業務と役割について復習しておく。授業での事例を通じて、栄養行政が展開するポピュレーションアプローチの取り組みについて学習する。
 
14 ポピュレーションアプローチの事例紹介②:食育活動
第4次食育推進基本計画の内容を復習しておく。授業での事例を通じて、食育活動とポピュレーションアプローチとの関係について確認する。
 
15 ポピュレーションアプローチの事例紹介③:栄養士会の活動 事例紹介①、②を復習しておく。授業を通じて、日本栄養士会、都道府県栄養士会の活動より、ポピュレーションアプローチの実際について理解する。
 

履修上の注意
①遅刻は、始業時から15分以内とする。それを越えた場合は原則「欠席」とする。ただし、通学時の事故等、やむを得ない理由の場合は考慮するので、必ず教員に申告すること。
②状況等により、授業の順序を変更する場合がある。
③内容によっては授業時間外、集中講義期間等に行うものもある。
④本科目の単位を取得できないと、管理栄養士国家試験受験資格を取得できない。

成績評価方法・基準
・提出物(課題、ミニットペーパー等)(60%)、受講態度(40%)を総合して、成績評価を行う。
※受講態度については、①遅刻が多い、②提出課題の提出期限を守らない、③演習中に演習とは関係ない行為を行うなど、問題のある者は、状況に応じて減点する。
・提出物については、後日フィードバックを行う。

教科書
〔公衆栄養学〕〔荒牧礼子ほか〕〔化学同人〕〔2,600円〕

参考書
なし。授業内で適宜紹介する。

備 考
質問等については、授業終了時またはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)に受付ける。

 
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