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シラバス(公開版)

2022年度 

 
  微生物学
[ B-3-b-04-1-2 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60)
 対象学科:健専2年
 授業形態:講義 学期:前期 必・選:必修
 健康栄養学専攻科目
 黒 川 優 子

授業概要
 私たちの身の回りには病原性の細菌やウイルスが存在し、日常の生活に有害な作用を示すが、その一方で、味噌、納豆、酒類など私たちの日常生活に役立つ微生物も少なくない。人間と微生物の関わりを理解するために、微生物の種類と特徴、微生物による疾患、微生物を用いた食品などについて学ぶ。さらに、病原性微生物の場合、感染および発症機構や免疫機構等についても理解を深める。また、環境中の微生物の単離方法、合成化学物質の微生物分解等、これまでの実務経験(環境調査、環境教育、食育など)を反映させた講義を行う。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
微生物の基礎的な特徴について理解する。 1,2,3,5
 
微生物と人間との関わり方について把握する。 1,2,3,5
 
身の回りの微生物について理解を深める。 1,2,3,5
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 微生物学の歴史① 微生物とは
         新型コロナウイルスについて
事後:授業内容の復習。
 
2 微生物学の歴史② 人間と微生物の関わり
          パンデミック(病気の世界的流行)
          ワクチン、化学療法
          新興感染症、再興感染症、感染症法
事前:教科書の該当ページを読む。
事後:授業内容を復習し、疑問点を次の授業で
   質問できるようにしておく。
   練習問題を解く。
 
3 微生物学の基礎① 微生物の種類と性質
          微生物の分類、大きさ、性質
事前:教科書の該当ページを読む。
事後:授業内容を復習し、疑問点を次の授業で
   質問できるようにしておく。
 
4 微生物学の基礎② 原虫・寄生虫(1)
          原虫・寄生虫とは
          構造、種類、性質
事前:教科書の該当ページを読む。
事後:授業内容を復習し、疑問点を次の授業で
   質問できるようにしておく。
 
5 微生物学の基礎③ 原虫・寄生虫(2)
          主な原虫・寄生虫
          原虫・寄生虫とヒトとの関わり
事前:教科書の該当ページを読む。
事後:授業内容を復習し、疑問点を次の授業で
   質問できるようにしておく。
   配布された練習問題を解く。
 
6 微生物学の基礎④ 真菌
          真菌とは
          構造、種類、性質
          真菌とヒトとの関わり
事前:教科書の該当ページを読む。
事後:授業内容を復習し、疑問点を次の授業で
   質問できるようにしておく。
   配布された練習問題を解く。
 
7 微生物学の基礎⑤ 細菌(1)
          細菌とは
          構造、種類、性質
事前:教科書の該当ページを読む。
事後:授業内容を復習し、疑問点を次の授業で
   質問できるようにしておく。
 
8 微生物学の基礎⑥ 細菌(2)
          細菌とヒトとの関わり
事前:教科書の該当ページを読む。
事後:授業内容を復習し、疑問点を次の授業で
   質問できるようにしておく。
 
9 微生物学の基礎⑦ ウイルス・プリオン
          ウイルス・プリオンとは
          構造、種類、性質
          ウイルス・プリオンとヒトとの関わり
事前:教科書の該当ページを読む。
事後:授業内容を復習し、疑問点を次の授業で
   質問できるようにしておく。
   配布された練習問題を解く。
 
10 微生物学の基礎⑧ 細菌の生理(1)
          増殖、栄養要求、培養、細菌数の測定
          増殖因子(酸素)  
事前:教科書の該当ページを読む。
事後:授業内容を復習し、疑問点を次の授業で
   質問できるようにしておく。
 
11 微生物学の基礎⑨ 細菌の生理(2)
          増殖因子(温度、pH、水分活性)
事前:教科書の該当ページを読む。
事後:授業内容を復習し、疑問点を次の授業で
   質問できるようにしておく。
 
12 微生物学の基礎⑩ 細菌の生理(3)
          増殖因子(浸透圧、光線、薬物)
          滅菌・消毒
事前:教科書の該当ページを読む。
事後:授業内容を復習し、疑問点を次の授業で
   質問できるようにしておく。
 
13 食品微生物学① 微生物と食品
         発酵と腐敗
         土壌微生物、空中微生物、水中微生物、
         動物腸管内微生物
事前:教科書の該当ページを読む。
事後:授業内容を復習し、疑問点を次の授業で
   質問できるようにしておく。
 
14 食品微生物学② 食品の腐敗・変敗・保存
        微生物を利用した食品(1)
         発酵調味料、農産発酵食品
事前:教科書の該当ページを読む。
事後:授業内容を復習し、疑問点を次の授業で
   質問できるようにしておく。
 
15 食品微生物学③ 微生物を利用した食品(2)
         水産発酵食品、畜産発酵食品
事前:教科書の該当ページを読む。
事後:授業内容を復習し、疑問点を質問できる
   ようにしておく。
   興味ある発酵食品について調べる。
 
16 試験 授業で学んだことを総復習して試験に臨むこと。
 

履修上の注意
微生物の理解には生物学の知識が必要となるので、高等学校での生物科目を復習して授業に臨むこと。

成績評価方法・基準
・授業への取り組み(受講態度、予習・復習の状況など)(30%)、課題への取り組み(30%)、試験(40%)
・提出された課題は、後日、添削して返却する。

教科書
・〔新スタンダード栄養・食物シリーズ16 食品微生物学〕〔村田容常・渋井達郎編〕〔東京化学同人〕〔2,500円〕
・必要に応じて資料を配布する。

参考書
・〔食品微生物学の基礎〕〔藤井建夫編著〕〔講談社〕〔2,800円〕
・授業時間内に適宜、参考書を紹介する。

備 考
・都合により、授業計画の順番等を変更することがある。
・質問等については、授業終了時あるいはオフィスアワー(曜日時間は掲示で確認)に受け付ける。

 
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