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シラバス(公開版)

2022年度 

 
  有機化学Ⅰ
[ K-1-a-03-1 ]
 

 単位(総授業時間数+自習時間):2(30 + 60)
 対象学科:健専1年
 授業形態:講義 学期:後期 必・選:必修
 家政学部 大学共通教養科目
 菅 野 修 一

授業概要
生命現象を分子レベルで理解するため、生体を構成している物質の分子構造、およびそれを組み立てている結合のしくみを知る事は必須である。化学Ⅰ・Ⅱで学んだことをもとに有機化学の基本概念を述べ、それらの分子の反応性を化学結合、とりわけ共有結合の電子の配置から説明し、それをもとに官能基の性質について講義する。一方、講義の適切な個所では、化学の基本となる量子論の考え方にも触れ、有機化学の奥深さも伝える。

授業の到達目標
 
学位授与の方針との関連
 
生体構成物質を理解する基礎となる簡単な有機化合物の理解。 1,2,3,4,9
 
化学結合と電子の関係の理解。 1,5,6
 

授業計画
 
内容 自習(事前・事後学習の内容)
 
1 健康栄養学における有機化学の重要性の認識について 教科書指定ページの熟読。
 
2 元素の周期表、元素記号、必須元素、同族元素 教科書指定ページの熟読。
 
3 アルカリ金属、アルカリ土類金属、ハロゲン元素、希ガス 教科書指定ページの熟読。
 
4 分子模型を用いての立体化学、炭素の結合手 教科書指定ページの熟読。
 
5 原子番号と電子の配列、イオン結合の復習 講義ノートの総まとめ(1回目)。
 
6 原子の構造、同位体、放射性同位元素の生化学における利用 教科書指定ページの熟読。
 
7 分子式、組成式、示性式、有機化合物の異性体 教科書指定ページの熟読。
 
8 中間試験、分子量、式量、構造式、炭素の正四面体構造 教科書指定ページの熟読。
 
9 炭素の二重結合、三重結合、様々な分子式 教科書指定ページの熟読。
 
10 飽和炭化水素、アルカンの構造、アルカンの性質 講義ノートの総まとめ(2回目)。
 
11 不飽和炭化水素、共有結合(電子対結合)、電子対 教科書指定ページの熟読。
 
12 非共有電子対、配合結合、金属結合、不対電子 教科書指定ページの熟読。
 
13 メタン分子、軌道電子の昇位、混成軌道、δ結合、π結合 課題を指定。
 
14 直鎖の飽和炭化水素とその命名法、数詞、アルキル基 教科書指定ページの熟読。
 
15 分岐炭化水素とその命名法、慣用名 講義ノートの総まとめ(3回目)。
 

履修上の注意
教科書の指定ページを熟読し、予習・復習をしっかり行うこと。尚、教科書の指定ページについては、その講義毎に理解度を考慮の上、指示する。

成績評価方法・基準
毎回行う小テスト30%、レポート30%、中間試験等40%を基準として総合的に評価する。

教科書
[有機化学基礎の基礎] [立屋敷哲] [丸善株式会社] [2,700円]

参考書
必要に応じて個別に紹介する。

備 考
質問に関してオフィスアワーはもちろん、授業終了後に申し出てもらうことで時間を調整し常時受けつける。

 
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